00時00分発、京浜急行 特急 金沢文庫行きは行ってしまった。品川駅で途方にくれていると、駅のアナウンスが耳に入った。「東海道線最終電車小田原行き、まもなくの発車です。」・・・東海道線、まだ生きていたのか!! かすかな希望を胸に00時04分発の東海道線に飛び乗る。これで帰れるかもしれない・・・。4分前に出発した京急線特急より先に、横浜に着くことできれば!だが本当にそんなことができるのか?赤い稲妻の異名を持つアイツを東海道線が追い越す? 「ありえない。」 咄嗟に出たその言葉の意味を噛み締めつつ、i-modeで経路探索を始める。それによると先に発車した京急線が横浜に着くのが00時21分。今乗っている東海道線が横浜に着くのは・・・・・00時21分。「途中下車は出来ねえぜ」。誰かが言ったような気がした。
・・・面白い。思わず笑いがこみ上げた。「やってやろうじゃないの」 もはや”めっつぉ”のネタにすること確定で、0分乗り換えに挑戦することにする。どのみち、その道しか残されていない。イヤホフォンから聴こえてくるのは葉加瀬太郎のEtupirkaだったのに、頭の中には中島みゆきの地上の星が流れていた。あーあ、自分なにやってるんだろ、と苦笑しているうちに、横浜駅が近づいてくる。すると、夜闇の向こうに電車が現れた。あれだ。都営浅草線の白い車体、電光掲示板に光る「金沢文庫」の4文字。ほっぺたをひっぱられて発音すると「かなざわうんこ」になってしまうあの駅。僕はこれからあの電車に乗らなけばならない。2つの電車は平行に走りながら、横浜駅のホームへと滑り込んでいった。
ドアが開くと同時に階段へめがけて突進し、3段飛ばしで駆け下りる。そしてすかさず精算機にへばりつき定期券と1000円札をぶち込む。・・・・・・遅い、遅い、遅い!毒づきながら数秒待ち、出てきたおつりと定期券と精算切符を掴み取り、JRの改札へダッシュし、精算切符を改札機へ投げ込み、通路を突っ切り、向かい側の京急の改札へ定期券を叩き入れ、階段を3段飛ばしで駆け上がり、・・・そして、途中でずっこけた。
もうね、アホかと、バカかと。(以下略
ていうか、痛い。超痛い。泣きそう。
いろいろ泣きそう。
結局このあと、3分後に「24分発の各駅停車上大岡行き」というまったく想定外の電車がやってきて、あっけにとられる僕を上大岡まで運んでくれました。_| ̄|○
金沢はうんこじゃないもん!(苦笑)
・・・実際、金沢の地名の由来は鎌倉に刀を納めるために刀鍛冶が集まった街で、川に鉄屑と赤さびが流れていたことから金くそ沢と言われていたから、という説があるらしいですけどね。
白い車体は都営浅草線だもん。。。
そうなんですよ、間に合うんです。
自分もそれをよくやりますよー。
でも、たま〜に、東海道線で川崎駅でマーライオンになるやつがいて、清掃の為、電車遅れます。。。といわれるときがあります。
そゆときは、桜木町までなんとか移動して歩いて帰っています。。。