◆めっつぉ:スクエニ&ガジェットニュース

個人ニュースサイトとblogと「情報元:○○○」

人気ウェブログは頻繁に「無断引用」――ウェブログ間の情報の流れを解析(goo)
ニュースサイトとblogの狭間で(Orbium)
という2つの記事を読んでみて。blogが日本に入ってくるずっと前から個人ニュースサイトというものがあります。うちのサイトもblogツールを使っている個人ニュースサイト。個人ニュースサイトでは自分がその情報を知ったサイトを「情報元:○○○」みたいなカタチでリンクはるのがマナーになっています。カトゆー家断絶さんのような大手サイトは中小サイトから情報を纏め上げ、上澄み液のような存在になります(孫ニュースサイトなどと呼ばれる)。孫ニュースサイトは他人の拾ってきたネタを再構成するだけのものですが、そこにはニュースを見つけてきたサイトへのリンクがあるから、ネタ元サイトも孫ニュースサイトからのアクセスを享受することができます。ギブアンドテイク。

 しかし、アメリカのblogでは「情報元:」なんて表記はなく、無断引用しまくりだそうです。そうなると最初にその話題を見つけた人はとっても不愉快な気分になるのは当然こと。サイト運営のモチベーションが下がって更新意欲が低下するようなことがたくさんのサイトで起これば、コミュニティ全体が痩せ細ってしまうでしょう。 話題を議論する、ってことに関してはblogが得意な分野だけど、広め、共有し、ろ過する、という点においては、個人ニュースサイトのシステム(=慣習)の方が洗練されているのかも。慣習だから強制力が無いのが痛い点だけれど。
 ちなみに、個人ニュースサイトは洗練されすぎて、「いかに質のよい情報を速く大量に流すか」というところに帰着してしまっていて、見出しを列挙するだけのサイトが流行っています。弾幕シューティングのように、一般人がこれを楽しむにはちょっと大変。

・・・とゆーわけで、blogと個人ニュースサイトのハイブリッドであるIntermezzoは「いいとこ取り」を目指していたりします。orbiumさんの葛藤にある「エントリ間のコミュニケーションの破綻」が起きないように、1ニュース1エントリー。おかげでblog化40日目にしてすでに500エントリー越えデス。半年後、サーバの処理能力がついていけているか不安いっぱいだ・・・。 ああ、他の個人ニュースサイトさんもblog化しないかなぁ~。情報元表記+TrackBackで”エントリー間相互リンク”が成立しまくってよさげな予感ですょ。

■追記:
  コミュニティの年齢:日本のblog < 米国のblog < 個人ニュースサイト
こんなだと思うw。どうっスかね?

■さらに追記:
『ウェブログハンド・ブック』著:レベッカ・ブラッド/翻訳:yomoyomo (ARTIFACT)
によると、

『で、一番びっくりしたのが、ネタ元表記という慣習が、アメリカのWeblogの世界でも「リンクのクレジット」としてあるということ。他のWeblogで見つけたニュースを紹介する時は、そのWeblogをリンクするべきというエチケットが一番長く続いているそうです。他のWeblgoをリンクしないのはアクセスの横取りとまで書かれていました。』

だそうです。アメリカのblogでもリンク元表記があるサイトとないサイトがあるということか。日本の個人ニュースサイトもリンク元表記がないサイトはありますから、状況的には同じか・・・。

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