戦国自衛隊1549のパソコンバージョンてかんじ。スパコンが初めて1GFLOPSを超えたあたりのころ、20年前はIntelとMicrosoftがこんなことになるなんてさっぱり想像つかなかったわけか。20年後に大勝ちしているのは一体どこの会社だろう…。(情報元:NEST OF DEVELOPER TYPE 3)
関連:コンピュータ博物館(情報処理学会) / パソコン年表
17 :1984年:04/10/05 01:17:17
俺『どうですか?』
NEC某役員(以下N)
『こんな薄いノートパソコンが...(唖然)解像度は?色数は?・・・え!本当ですか!
漢字ROMですらこんな薄い本体には...』
俺『漢字ROMは将来無くなりますよ(ニヤリ』
N『えっ』(スペックについての話しが進み、続いて業界の話しについて)
俺『あと先日参入したIBMのJXですが、無視していいですよ。すぐに潰れますし(w
そうそう、来月は日立からS1というパソコンが出ます。
物凄い高性能ですが普及はしません。勝手に自滅します。スペックは・・・
まあ、そのパソコンが出たら私が未来から来た事が証明されますよね?
そのパソコンは御社にお預けします。買い取りたい価格を後日ご連絡ください。
そうですね。S1発売後にでも連絡ください。(笑』18 :1984年:04/10/05 01:17:48
(S1発売後、電話にて)N『あ、〇〇様ですか?すみません、社長を初め全役員があなたのお話しをお聞かせ頂きたいと申しております。』
俺『伺いますよ』(全役員が揃う会議室)
N『まずは先日大変貴重なパソコンを頂きありがとうございました。
謝礼は〇〇億円で宜しいでしょうか?』
俺『謝礼はいいです。』
N『えっ』
俺『私は御社のファンなんですよ。御社にはこのままパソコン分野でトップを走って欲しい。』
事実、御社は16ビット機時代にPC98で天下をとります。この先、〇〇年は安泰でしょう。』
N役員一同『おお!!!!』
俺『しかし、1995年、いや96年かな?その頃を境にPC98は、いえ、御社はトップのシェアを・・・
いや、日本規格のパソコンはもう2度と日の目を見ないでしょう(笑』
N役員一同『・・・・・・・』
俺『私は何故NECが負けたかを知っている。そして今NECには20年後のパソコンの実物がある
どうですか?私と共にNECが勝ち続ける未来を作りませんか?
私を終身名誉アドバイザーとして向い入れてくれませんか?
報酬は業績に応じて支払ってくれればそれでいいですよ。』
N社長『ぜ、、、是非、わが社のアドバイザーとしてお力添えください!』ここからNEC世界征服の道が始まる。
19 :ナイコンさん :04/10/05 01:23:23
うーん、それだとなんか日電は慢心しちゃって天下を取り損ねるような気がするw20 :1985年:04/10/05 01:44:56
俺『PC88シリーズはCPU&グラフィック&音源を強化してください。
名前はPC8801mkⅡSR、今後のPC88シリーズはこれがスタンダードになります。
ライバル機のFM-7ですが、FM-77という機種を出します。』
N『それは?スペックは!?』
俺『無視してください(w 自滅しますから。
メディアに3.5インチFDを搭載して自滅します。早すぎたんですよ(w
但しSHARPからはX1turboの後継機が出てターボシリーズがスタンダート化します。』
N『その対策は?』
俺『まあ、特に対応は必要ありませんよ。
それより、未来の失敗を今から防止しましょう。
PC98の互換機を法的に作れなくする下準備をしましょう。』
N『え?』21 :1985年:04/10/05 01:47:12
俺『このままだとEPSONがNECの互換機で富士通を抜き業界2位のシェアを握りますよ。』
N『なんだって・・・・』
俺『あと、数年後富士通はFM-TOWNSというライバル機を出します。
PC98シリーズのね、まあホビーやビジネス分野ではNECの牙城を崩せませんが、
問題なのは教育分野ですね。富士通が文教用パソコンで一時的にトップに立つ事になりますから』
N『・・・』22 :1988年:04/10/05 01:53:52
N『いやー、8ビット機全盛ですね。
8ビット機ではPC88の天下ですし、時代は16ビット機移行してきましたね。
まあ、16ビット機ではPC98シリーズがダントツですが(w
文教面でも我社の独壇場ですし、富士通はパソコン分野の投資を減らすみたいですよ』
俺『それでは次の傷害物を潰しましょうか...
あのインテルを買収しましょう。そしてNECの下請もしているマイクロソフトを買収しましょう。
マイクロソフトについては買収しても自由に開発出来る環境と資金も与えましょう。
あのビルゲイツは手元に置いておいた方がいい...』23 :1990年:04/10/05 02:01:48
N『わはははは、〇〇さまのおかげで、当社は国内No1の地位を不動の物にしております。
大学生の就職希望ランキングでもTOPの企業となりましたよ(笑』
俺『旧インテル社員を集めたCPU開発部は順調ですか?』
N『はい!』
俺『ビルゲイツが総指揮を担当しているOS分野の開発状況は?』
N『なにかMacのマネをしたようなOSを作っていますね。』
俺『まあ、開発は自由にやらせましょう。かれらが独立したりしないように注意をはらってくださいね。
それより、NECの資産・投資の状況はいかがですか?
不動産や自社や関連会社以外の株はなるべく早く売りきってください。
そして、新本社建設計画は95年ごろまで待ってください。』
N『????』
俺『これから日本経済は急激に悪化します。株価も土地も急落しますよ。
資産はなるべく現金化してください。そして興銀や拓銀などとの取引は出来るだけ控えてください。』50 :1994年:04/10/07 02:43:32
N『〇〇さま、とうとうCPU開発部のインテルチームが80486を完成させました。
そして、ビルゲイツ率いるOS開発チームがプロト版の新OSを完成させました。』
俺『....やはり彼らは完成させましたか...』
N『この2つの製品でPC98シリーズは世界を席巻できそうですね!』
俺『...全役員を集めてくれませんか?...
ここで誤ってしまってはNECはまた崩壊の道へと進んでしまうかもしれません』(全役員が揃う緊急役員会議が始まる)
俺『これからNECは独自パソコンの道を捨て、CPU及びOS開発を中心に進んでいきたいと思います。』
役員一同『そんな馬鹿な!PC98シリーズを見放すのですか!!!!!』
俺『これからは一定のフォーマットにそったパソコンに、当社のOSを乗せ
その上で様々なアプリケーションが動くパソコンに切りかえるべきです。
もちろん、このパソコン分野にはどのメーカーも参加できます。我社のシェアはもうどうでもいいんですよ。
逆に我社がでしゃばらない事で、各社のパソコンがパソコン普及の足掛かりとなり、
パソコンが爆発的に普及します。』51 :1994年:04/10/07 02:49:38
役員一同『何馬鹿な事を言っているんだ!!!!わざわざここまで築いたPC98シリーズを捨てるのですか?』
俺『PC98が普及したのではありません。PC98に載っているNEC-DOS(本来のMS-DOS)と
PC98ウィンドウシステム(本来のWin3.1)を普及させる事が目的でした。
これらのOS(GUIシステム)がPC98を支えていました。
そしてこれらのOSは他社のパソコンにも載せます。全てのメーカーがこれらのOSが載ったパソコンを売り出すんですよ?
我々はOS&CPU開発に特化すべきです。これらの販売数で利益を得るのです。
1社でパソコン&OSを独占しても普及台数はたかが知れています。
ましてやNECの独走を他社が黙って見守ると思いますか?
他社にも良い思いをさせましょう。そしてNEC製OSを載せたパソコンに依存させるのです』
役員一同『....』52 :1994年:04/10/07 02:54:43
役員一同『それではNECはパソコンを出さないと?』
俺『いや、NECとしてもパソコンは出しますよ。他社と同じ様にね。
但し、OS使用料やCPU代でアドバンテージがあるからと言って、
他社より安く出してはいけません。
他社の売上を損なうような事はしてはいけません。
あくまでもNECブランドに拘るユーザーを対象とした商品です。
兎に角、業界全体でパソコンを普及させて、
NECのOSが載っていないパソコンはパソコンにあらず。
そしてNECのCPUが載っていないパソコンはパソコンにあらず。
そういった認識を世界中にさせるのです。』53 :1994年:04/10/07 03:04:36
役員一同『斬新なアイデアだ...
他社に取ってもメリットが大きいしこれでパソコンは大幅に普及する...
そうなればNECのCPUとOSが爆発的に売れる...
もうNEC依存のコンピューター社会となるのですね...』
俺『そうです。但しやらなければならない事があります。
このままでは日本企業としてのNECが莫大な利益を上げ、
そして日本にのみ我社の売上による税金が納められてしまう...』
役員一同『それが何か問題でも?日本とNECが豊かになるのは最高のシナリオでは?』
俺『私の個人的な気持ちとしてはそれが最高です。
しかし、アメリカが黙ってい無いと思います。
実際、私がいた未来では、アメリカ企業であるマイクロソフト社が独占禁止法で分割させられかけました。
これ以上NECが大きくなりコンピューター業界を牛耳ると、
アメリカが特別法を作ってまでもでNECを潰しに来るかもしれません...』54 :1994年:04/10/07 03:14:10
役員一同『...じゃあどうすれば...』
俺『今のNECを分割するのです。
NEC・・・パソコン開発&販売
NECソフトウェア・・・OS開発
NECラボ・・・・・・・CPU開発
そして「NECソフトウェア」「NECラボ」はアメリカに本社を置くこととします。』
役員一同『!!!!』
俺『もちろん、「NECソフトウェア」「NECラボ」の2社は100%NECの持ち株会社とします。
これによりNECの完全主導による子会社となりますし、
2社の売上による利益は配当という形で我社に莫大な利益をもたらします。
もちろん基幹部分の特許はこの2社ではなくNEC自体が持ち続けます。』
役員一同『なぜそのような事を?』
俺『この2社は莫大な利益を上げます。この2社の法人税はアメリカに納められ
アメリカにとってなくてはならない会社となります。
もちろん、この2社の中枢部分の社員はNEC籍の出向といった形をとりますが、
それ以外は現地採用を行います。』55 :1994年:04/10/07 03:24:33
俺『こうする事により、
「莫大な利益を上げ莫大な法人税を納める2つのアメリカ企業」
「アメリカ人の雇用に大きく貢献するアメリカ企業」
となりアメリカもNECのCPU&OSを載せたパソコン普及を妨害しなくなるでしょう
2つの企業はアメリカにとっても大きな利益をもたらしますから...』
役員一同『すなわち、アメリカ政府に潰される可能性を無くすためと?』
俺『そうです。
2社はアメリカで貢献しアメリカ政府にも守られる
NECはこれら2社の配当と、各種基幹部分の特許で利益を稼ぐというわけです。
もちろんNECブランドパソコンの開発&販売や、
様々な家電製品とパソコンをリンクさせた製品開発もしていきますが...
まあNECであろうと他社であろうと、パソコンが普及すればする程
NECが儲かる仕組みが出来あがる訳ですよ。』
役員一同『完璧だ...』56 :2004年:04/10/07 03:35:06
役員一同『〇〇様、とうとうNECは純利益10兆円企業となりました。
「NECソフトウェア」「NECラボ」の2社もアメリカ最大シェアの
いや、世界最大シェアのソフト会社・半導体メーカーとなりました。』
俺『そうですね』
役員一同『おめでとうございます。全て〇〇さまのおかげです。』
俺『...80年代後半から未来を変え始めた時から、私は本当にNECが覇権を握れるかが心配でした。
すでに未来は変わり始めていたわけですから...
もし90年代前半に国内でPC98シリーズが覇権を握れなかったら、
私がいた未来よりもNECは落ちぶれてしまった訳ですし、
私がNECを潰してしまった事になりますから...とても不安でした。』57 :2004年:04/10/07 03:41:56
役員一同『やはり〇〇様の先見性があったからですね。
これからもよろしくお願い致します。』
俺『いえ、私はもうNECを去りたいと思います。』
役員一同『そ、そんな!是非これからもアドバイサーとして当社に残って頂けませんか!』
俺『もう私がいた未来に追いついてしまいました。
私はもう特別な人間ではありません。
NECも若い人材が育っていますし、
私に依存したままではNECの将来はありません。
それに私はもう1984年からの20年を2度も生きました。
歳も歳ですしこれからは余生を静かに暮したい...
余生を暮らすには十分な、いや、到底使いきれない報酬まで頂きました。
もう欲しい物はありません。こんな欲を無くした人間にコンピューター業界の未来は見えませんよ』