プログラミング言語で関数を呼び出すと、普通はコンピュータがその関数を処理します。add(=足し算)っていう関数に(1,1)を渡すと、「2」って返ってくるかんじですね。 でも、その足し算をコンピュータではなく、人間が行なって、しかもそれはインターネット経由で呼び出す関数だったら面白そうじゃないですか? という仕組みをAmazonが考えて事業を始めたそうです。 もちろん、足し算ではメリットが無いので、コンピュータが処理するのが難しいようなことを関数にします。たとえば、『その写真に人間が写ってるかどうかをチェックする』というような仕事(=関数)を地球上のどっかのプログラムが呼び出すと、その処理を”人間が行なった結果”が「True」か「False」で返ってきちゃう! 続き
高度なアルゴリズムが思いつかないんだったら人間を使っちゃえ!高度なプログラムを開発するのにお金をかけるよりも、人件費が安い国の人たちに処理を任せてしまえ!というようなことが起こる可能性もあるわけですよ!そんなバイトでもいいし。Cellコンピューティング人間バージョン(笑)。
処理単位でいくら、というようなお金のやりとりが発生するのならば、逆に「高度なアルゴリズム」を開発できればたくさんお金が儲かるという構図にもなりますよね。A社のAPIは『その写真に人間が写ってるかどうかをチェックする』のに人間を使っているけど、B社は同じ処理をコンピュータでやるプログラムを開発したので価格競争力が圧倒的になりましたー。という風に。ソフトウェア開発にかける気合もかかわっていきそうだし、そのプログラムに対するニーズはどのくらいあるのかとか、需給関係もはっきりしてきそう。
発想のもとは人力検索のはてなと似ているけど、事業化の仕方がさすがAmazonというかんじ。これは大変なことになるかもしれません…。(Ringo’s Weblog)(情報元:自動ニュース作成F)
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