ケータイで撮った動画をYouTubeに直接アップできる!なんてのは、日本じゃちょっと無理…。 パソコンのメッセンジャーが中心で発展してきたアメリカは、現在のインターネットのWeb2.0なサービスがケータイと結びつきだしてて凄いことになってきているらしい。という記事。 >>続き(tarosite.net)(情報元:はてなブックマーク さん)
冷静に考えればコンテンツビジネスやおサイフケータイなどの生活ツールとしてのケータイのソリューションは、やはり日本の方が進んでいる。しかし活発に変化しものすごいスピードで新しいモノが生み出されているアメリカのインターネットサービス群から、Web2.0の風をダイレクトに受けているのがアメリカのケータイという姿を考えると、日本のケータイのキャリア主導にもっさりとしている印象を感じざるを得ない。
日本のケータイキャリアは完全に垂直志向のビジネスモデルで、すべてを自社で囲い込もうとしているから、YouTubeと連携なんて絶対ありえないわけですよ。 むしろ既存の既得権所持者――テレビ局やレコード会社、銀行とかと「提携」とかしてサービスを強化していく方向ですよね。 対して、Web2.0系の世界は水平指向で、インフラだけ提供するとか、APIだけ提供するとか、分業しまくりです。
なんかこれって、日本のYahoo!や楽天と、GoogleやAmazonとの対比に似ているなぁー、と思った。でもそんな垂直囲い込み型の日本のケータイの中で、iモードは一般に開放されて成功した数少ない例です。しかも、開放されたことによって生まれた「勝手サイト」のおかげでここまで成功したと言えるんじゃないでしょうか。 これから、日本のケータイ――に限らず権利者は、iモードみたいに「いいかんじに開放する」落としどころを見つけて欲しいですね。
NGNはどうもISDNの焼き直しだよなと思ってしまっているワタクシでした。