関連:3年半前にはXbox360で似たような比較をやりましたw。
おことわり (映像に詳しい方へ)
ブラウン管方式とプラズマ方式の画質の差を比較したいのであれば、同じ解像度のテレビを用意すべきですし、また、SDとHDの画質を比較したいのであれば、同じ方式のテレビ同士で行うべきでしょう。しかし、今回の趣旨はテレビの優劣をつけることではありません。「今のテレビからステップアップしたら、どんな画質を獲得できるのか」を消費者の視点でわかりやすく表現することがポイントです。なので、多少無理があるのを承知の上で、あえてこの比較を行っています。
今回、比較するのはこの2つのテレビです。
アナログテレビ:
ソニー WEGA KV-14MF(14インチ トリニトロン管)
2000年製、当時2万円くらい
PS3との接続方式:コンポーネントコンポジット
ハイビジョンテレビ:
パイオニア PDP-507HX(50インチ プラズマパネル 720p)
2006年製、当時40万円くらい
PS3との接続方式:HDMI
撮影方式:
部屋を暗くして、アナログテレビは約1.5m、プラズマテレビは約3m離れた距離からデジタル一眼レフカメラ(SONY α350)で撮影します。撮影するときは、シャッタースピード優先モードで、1/60の倍数の時間としました。感度・絞りなどはオートです。「明るさ」や「色味」はカメラが勝手に補正したものですので、比較の対象にはならないと思います。どんだけ細かく書き込まれているか、「解像感」に注目してください。
映像:
・PS3ソフト「ファイナルファンタジーXIII体験版」
・ブルーレイディスク「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン コンプリート」
FF7 アドベントチルドレン コンプリート+FF13体験版セット(Amazon.co.jp)
まず最初に、一般的な背景の画質を比較してみましょう。
選んだのはFF13体験版のムービーよりこのシーン。
左右対称に兵士がならんでいて比較しやすそうなので選んでみました。
左右にならべてみるとこんなかんじです。
一部のみを拡大表示するのではなく、左右を切って上下は切らずに切り出しました。
ブラウン管の画像は画素と画素の間の黒い隙間が目立っちゃいますので、パソコンの画面から1mくらい離れると実際の感じに近くなります。
アナログテレビは兵士の足にの光っているシマシマの部分がつぶれてしましまだとわからなかったり、奥の階段の段々が消えてしまっていたり、画像の持っている情報がかなり欠落してしまっていることがわかりますね。
続いて、戦闘シーンを比較してみます。
まずは、画面全体を見てください。
左右にならべてみると、こんなかんじです。
FF13はハイビジョン前提で作られているためか、これまでのFFよりも文字が小さいです。このため、アナログテレビでは文字の判別が厳しいことがわかります。これは実際にアナログテレビでプレイしている最中にも感じました。
さて、最後は人物が映っているシーンで比較してみます。FF7アドベントチルドレンの映像で比較してみることにしましょう。
FF7ACより、ティファが教会の扉を開けるこのシーンです。
・プラズマテレビでブルーレイ「FF7アドベントチルドレン・コンプリート」
・アナログテレビでブルーレイ「FF7アドベントチルドレン・コンプリート」
・アナログテレビでDVD「FF7アドベントチルドレン」
この3パターンで比較してみました。
結果は一目瞭然です。アナログテレビでは、ブルーレイとDVDの画質はほあまり区別できません…。やはり、ブルーレイディスクはハイビジョンテレビのための映像媒体なのです。
とゆーわけで、比較は以上でおしまいです!PS3はハイビジョンテレビでないとその真価を発揮できないというのが実感できたのではないでしょうか。
FF13の発売は2009年冬です。まだ時間はあります。ですので、それまでにハイビジョンテレビを用意しておくことをオススメいたします!クリエイターの方が隅々まで魂をこめて作ったモデル、テクスチャのすべての情報をあますところなく受け止められるディスプレイじゃないと、もったいない!
…とはいっても、使えるお金には限度がありますよね。 個人的には、HDMI端子搭載でゲーム機がつなげるパソコン用液晶ディスプレイ(E2200HDとか)が安くてオススメですよ。 21インチ・フルHDというスペックでも2万円くらいから売ってます。電機屋さんの「液晶テレビ売り場」じゃなくて、「液晶ディスプレイ売り場」に行ってみるべし。