関連:場内の写真はファミ通のレポートにありますのでそちら参照のこと
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会場内に入る前、東京国際フォーラムの外には有楽町駅まで続く大行列が!東京国際フォーラムのコンサートはFF以外にもいくつか行ったことがありますが、こんなに長い行列ができたのは初めてです。全席指定なのに、なぜ!?
Twitterでは大行列に戸惑っているつぶやきがたくさんよせられていて、パンフレットが買えるか心配する声もたくさんありました。
そんなかんじで、始まる前はカオス状態でしたが、時間通りにコンサートは開演。
コンサートが始まる前に、客席にスポットライトが当たっているから、なんだろうと思って振り返ると、植松さんが入場してきて客席に普通にすわったー!!まさかずっと鑑賞するの!?
ざわざわした会場で演奏がはじまります。
大スクリーンに表示された「VII」の文字。
そしてはじまるあのイントロ…
FF7 「片翼の天使」
のっけからこれかいっ!一気にテンションが最高潮に!!
普通はこの曲は最後かアンコールでしょ!?一発目からぶちかましてくれましたw
これまでのコーラスとは一味違う、大学生たちの声による「セフィロス!」はなかなか若いかんじで新鮮でした。
「勝利のテーマ」
アーニー・ロス氏のトーク(日本語字幕つき)をはさんで届けられた二曲目。それでは次の曲!と張り切って紹介された割に、「ちゃちゃちゃちゃーんちゃーらー、ちゃっちゃらー」の一瞬でおしまい。会場からは笑いがもれましたw。
FF8「Don’t be Afraid」
ドールの電波塔に行く前のイベントシーンがそのまんまスクリーンで上映!最初の敵とのエンカウントと同時に、オーケストラが演奏を開始するという、ゲームのBGMをオーケストラが生演奏しちゃいます的な演出に会場は大ウケ!
FINAL FANTASY I~III メドレー2010
途中、「ファイナルファンタジー」をはさみながら、
マトーヤの洞窟とか、水の巫女エリアとか悠久の風とか反乱軍のテーマとか名曲が次々に登場!
1・2・3の曲は音数が限られているからか、メロディが強力な曲が多いですよねぇ。
元がファミコンの音だからオーケストラ演奏したときの感動も大きい!
FF8「Love Grows」
ピアニストのベンヤミン・ヌス氏を迎えての演奏。この「Love Grows」という曲はフェイ・ウォンの「Eyes On Me」のインストゥルメンタル版です。実質は「Eyes On Me」!
FF11「Ronfaure」
FF11プレイヤーなら何十時間も耳にしたであろうロンフォールの曲がオーケストラで!
FF7「J-E-N-O-V-A」
日本初演となった、FF7の戦闘曲。
アップテンポのリズムにまさかのコーラスが加わる派手なアレンジ!
FF5「親愛なる友へ」
ギタリストのメン・フェン・スー氏を迎えて演奏されたFF5エンディングのじーんと来る曲。
やっぱこの曲はギターです。
もうちょっとギターの音が大きくてもよかったかも。
FF9「Vamo’alla flamenco」
同じくメン・フェン・スー氏とともに、FF9の劇中劇のシーンで流れるフラメンコ風の曲。
メン・フェン・スー氏の情熱的な演奏がいい!!
FF7「エアリスのテーマ」
説明不要のこの曲、いつものアレンジなんですが、スクリーンの映像が巧み!
エアリスとの思い出を振り返りながら、忘らるる都のあのシーンまで…!
ネタバレは回避しながらグッと来る演出でした…。
チョコボメドレー 2010
エアリスで泣いた後、第一部の最後を飾ったのは、チョコボメドレー!
おしりふりふりかわいい各作品のチョコボの映像が流れるとともに、
音楽もいろんなアレンジのチョコボがー。
一文字ずつC・H・O・C・O・B・Oとかやりすぎ演出に笑ったww
■ここで20分間の休憩。■
FF7「オープニング ~爆破ミッション」
FF7オリジナル版のオープニングがスクリーンで流れる中、オーケストラの厚みのある生演奏。
ぞわぞわぞわーっと
FF10「ザナルカンドにて」
「最後かもしれないだろ」の曲。ピアノのソロではじまり、オーケストラが情感を煽るように添えられていきます。
そして、大スクリーンにはユウナの異界送りが…!!泣くぞ、ぜったい泣くぞ!
FF6「妖星乱舞」
個人的にはこのコンサートのメインでした!!
まさかこんな大曲を、こんな変な曲を、オーケストラの生演奏で聴ける日が訪れるとは思いませんでした!しかもオルガンと合唱つきで!僕は幸せです。
7/8拍子と4/4拍子が1小節おきに入れ替わる変則パートは非常に演奏しにくそうでしたw。おつかれさまです!
映像には天野さんのケフカ、ゲーム画面のドット絵ケフカ、PS版の3Dケフカ、ディシディア版のケフカが次々と登場。
おなかいっぱいです!
ここから先は、6日のみのプログラム。FF13が5曲続けて演奏されました!
FF13「閃光」
FF13の象徴とも言える曲。プロモで使われまくってましたね。
オリジナルには葉加瀬太郎的に単独で目立つバイオリンがありましたが、オーケストラ版だと普通にストリングスに。
ちょっと物足りないかんじがしました。
FF13「ファングのテーマ」
ゲーム中の曲はワルシャワ・フィルが演奏していましたが、それをそのまんま目の前で演奏ですよ!
スクリーンでは空から落下しながらグラン・パルスの大自然を「堪能」する大迫力のムービーが流れてました。
FF13「ドレッドノート大爆進!」
ベンヤミン・ヌス氏が再び登場!
浜渦さんの曲のピアノは難しい曲が多いと思うんですが、ばりばり弾きこなしてました!!かっけー。
FF13「ファブラ・ノヴァ・クリスタリス」
FF13のオリジナル版でも「セラのテーマ」のヴォーカルをつとめていたフランシス・マヤさんが登場!
「ファブラ・ノヴァ・クリスタリス」は「セラのテーマ」と同じメロディの豪華版です。
美声に酔いしれたけど、たったこの一曲なのがもったいない!もっと聴きたかった!
FF13「ブレイズエッジ」
FF13の最後はボスバトルでよく使われていた「ブレイズエッジ」。
FF8「The Man with the Machine Gun」
オーケストラコンサートではすっかりおなじみの人気曲。
今回はFF8のラグナ戦の映像とともに。
FF6「ティナのテーマ」
コンサート最後の曲。
スーパーファミコン版のオープニングは、魔導アーマーが雪の中を歩いて進軍していく中でスタッフの名前が表示されていき、その時の音楽はこのティナのテーマが流れるんですが、それをまさに再現!コンサートに関わったスタッフたちの名前がスーパーファミコン風にスクリーンに表示されていきました。
愛のある演出!!
鳴り止まない拍手の中、植松さんと浜渦さんがステージ上にあらわれてマイク無しで「ありがとう!」と叫んでいました!
そして行われたアンコール…。曲名がスクリーンの字幕に表示された瞬間、「うわあおお!!」と会場からは驚きやら戸惑いやら歓声やらが入り混じった声が!!
アーニー・ロス氏は思わずのけぞっていましたw!
FF5「ビッグブリッヂの死闘」
まさか、まさかの「ビッグブリッヂ」。しかも、世界初披露のオーケストラ・アレンジです。
大人気のこの曲が今までコンサートで演奏されてこなかったのが不思議なくらいですが、満を持して登場。
スクリーンにはギルガメッシュとの思い出のシーンがたくさん!
でもネクロフォビアとの戦闘シーンも出して欲しかったなぁ。ネタバレっぽいからやめたのかなw?
興奮冷めやらぬまま会場を後にしようと、階段を下りていく僕らに待っていたのはこのポスター。
もうDVDでるんかい!!しかも1月とか!!はやっ!!
ブルーレイは出ないのが残念ですが><!
(出たらまた買えばいいだけのことですね。)
そして、家に帰るとさっそくAmazonで予約がはじまっていました!はやっ!!
Amazonさんによるとディスク3枚組みらしい…。
とゆーわけで、4年半ぶりに行われたFFのオーケストラコンサートは大満足すぎる2時間でした。
今回は特に、スクリーンの映像とオーケストラの生演奏を組み合わせて「エンターテイメント」として楽しめるようになっていたのが印象的でした。植松さんがよく言っていた音楽は「音学」じゃなくて「音楽」なんだから楽しもうというのが実践されているみたいな。僕ら観客ももうちっと感情を出して騒いじゃってもよかったのかもしれませんw!!
【過去のコンサートレポート】
・20020220 music from FINAL FANTASY
・TOUR de JAPON music from FINAL FANTASY
・VOICES music from FINAL FANTASY