◆めっつぉ:スクエニ&ガジェットニュース

被曝の恐怖、余震…真っ暗な建屋で決死の作業


東京電力の対応にいらだつ方が多いですが、原発の現場の状況は壮絶なものがあります。

 12日午後、高圧になった1号機の格納容器内の蒸気を逃がすための弁が開放された。格納容器に亀裂が入る最悪の事態はまぬがれた。その弁を開ける作業にあたった男性は、100ミリ・シーベルト以上の放射線を浴び、吐き気やだるさを訴えて病院へ搬送された。

 もともと、この作業では、大量の放射線を浴びる危険があった。このため、1号機の構造に詳しいベテラン社員である当直長が作業を担当。「タイベック」と呼ばれる特殊な全身つなぎ服とマスクを身につけ、手早く弁を開けたが、10分超で一般人が1年に浴びてもいい放射線量の100倍にあたる放射線を浴びた。

あいまいでなかなか決まらずに社会が混乱した計画停電や、説明が要領を得ない幹部の記者会見など、憤るのはわかります。これを社会が怒らないでいることは今後の改善の芽をつぶしてしまうことにもなりますし、緊急だから非常時だからと許してしまえばそれはともすれば全体主義につながってしまうかもしれません。われわれ国民は怒るべきです。 が、現場で命を懸けて作業している方が今もいるのです。彼らが折れてしまえば、福島は、東京は、日本は大惨事となるでしょう。 彼らを応援し、支えることはそれに優先すると感じます。 東電の組織体制や責任問題は後からゆっくり原因を究明して、じっくり再発防止策を練ればいい。 今はとにかくこの危機を乗り越えるために、協力していきたいと強く思います。
関連:東電に“一握りのヒーロー”決死の覚悟でとどまる50人(zakzak)

地方の電力会社に勤務する島根県の男性(59)は、定年を半年後に控え、志願して応援のため福島へ向かった。

 会社員の娘(27)によると、男性は約40年にわたり原発の運転に従事し、9月に定年退職する予定だった。事故発生を受け、会社が募集した約20人の応援派遣に応募。出発当日、家族に「今の対応で原発の未来が変わる。使命感を持っていきたい」と告げ、普段通り出勤していったという。

がんばれ東電!

モバイルバージョンを終了