これはとても考えさせてくれるカミングアウト。この状況下でよくブログに投稿してくださったなと思う。 原発を取り巻く社会の構造を、福島の内側のひとつの視点から書いてくださっています。（夢の中ではうまく歌える）
福島県は、原発の誘致にとても積極的でした。私も内心では推進派でした。土地を提供すれば、交付金が貰える。建築業も潤う。発電所で雇用が生まれる。人が増えれば周辺産業も潤う。いいことずくめじゃないか…そう思っていました。
東京の大手メディアは事故が起こると、一目散に逃げました。でも地元の報道局はずっと被災者の声を伝えていました。そこには原発で働く人やその家族、原発関係者で成り立っていた地域の人たちの声もありました。農業や漁業で働く人たちと同じくらいに、ちゃんと取り上げられていたのです。農家。漁師。原発関係者…。それは複雑な構図ですが、それぞれ生の声でした。