アマチュアのエレクトーン演奏楽団「THE MUSIC MAGES」のコンサートが渋谷で開催されましたので行ってきました! 入場料無料でファミ通WEBに掲載されちゃったこともあってか、チケットが数秒で完売してしまった人気の講演でしたが、運良く席をゲットできました。 3時間半にわたる長丁場で曲数も多く、スペシャルゲストも登場してとっても豪華な内容でした! コンサート終了後はFF好きな人々で集まってオフ会となり、毒舌にFF愛を語りました…。 >>続き
関連:THE MUSIC MAGES公式サイト
演奏曲紹介&一部に感想つけています。
第1部:各シリーズより
・妖星乱舞~第4楽章~(FF6)
開幕いきなりこれかい!!
パイプオルガンの「セーガー!!」から一転、激しいプログレに。
エレクトーンのパワーを見せ付けられました。
・Battle in the Dungeon #2~Awakening(FF11)
Awakeningかっこいい!!
複雑なリズムと、そこに乗ってくるストリングス、高音のティラリラティラリラ
の連携を取るのが難しそうです。
・シーモアバトル(FF10)
原曲がエレクトーン風の曲だけに再限度高し!
でもピロピロしているあの速い旋律を弾いちゃうのには脱帽です。
・Vamo’ alla flamenco(FF9・ピアノ連弾)
フラメンコ風の原曲を、雰囲気そのままにピアノ連弾に!
情熱的でかっこよかったです!
・FINAL FANTASY Ⅶメドレー(FF7)
カーム⇒コスタデルソル⇒コスモキャニオンの街メドレー。
のんびりまったりしたあと、コスモキャニオンで感動。
ピッチが変わる笛の音色も原曲どおりに演奏されていました。さすが。
・CHOCOBO×CHOCOBO
チョコボの面白いアレンジがたくさん!
中でも名探偵コナン風のアレンジ「名探偵チョコボン」と
沖縄音階のアレンジには笑いましたw。
つなぎのメロディが甲子園ぽくなってたりw。
・墓碑銘~仲間を求めて(FF6)
これは演出がズルイ!
墓碑銘の曲と共にセッツァーがダリルを回想するシーンの台詞が
ステージのスクリーン画面上に出てきて、ゲームがそのまま再現!
思い出しちゃって涙ぐんでしまいました…。
そのあと「仲間を求めて」で涙腺決壊。
・決戦~最後の闘い(FF5)
決戦なんてすっげー変態な曲じゃないですか、あれをよくまぁ、弾きますね!
開幕のストリングスのピッチがぐにょーんとズレる気持ち悪いところもバッチリ。
次々と転調に聴いているほうは縦ノリで気持ちいいんですけど、
演奏者さんの手足は大変なことになっていました。
そんな「決戦」のあとにメドレーで「最後の闘い」。
宇宙の法則が乱れまくってましたw。本当にお疲れ様です…。
第2部:お客様アンケート企画
・第3位(同率)
キングダムハーツより Dearly Beloved ~ Hand in Hand
Dearly Belovedはピアノの音が美しい…。
Hand in Handはハイテンポで疾走感のある曲ですけど、
弾くのは大変そうで頭が下がりますw。
・第3位(同率)
ロマンシング サ・ガ3より 四魔貴族バトル1
ハープのアルペジオがすげえええ!完璧…!
ずっと演奏者さんの手を見てました!!
・第2位
スターオーシャン 2ndより Stab the sword of justice
音の数が多くてテンポが超速い桜庭さんの曲ですが、
見事に弾いてらっしゃいました!ありえねえw
・クロノ・トリガー&クロスより
魔王決戦~時のみる夢
時のみる夢は実質、クロス&トリガーのメインテーマで、一粒で二度美味しい曲。
魔王決戦は緩急がはっきりしていますが、
緩い部分のおどろおどろしい雰囲気が原曲よりも迫力があって、
激しい曲調が引き立っていました。
第3部:FINAL FANTASY Ⅷ 特集!
・Liberi Fatali(+Chor Crystal Mana)
もともとオーケストラ+合唱の曲ですが、エレクトーンという電子楽器と
Chor Crystal Manaさんの歌声が見事に調和していました。
・Balamb GARDEN~Waltz for the Moon
超有名なダンスシーンのワルツ。
クライマックスではステージ上にちゃんと花火も上がって
スコール君はめでたくダンスを踊りきったようですw。
・The Man with the Machine Gun~Force Your Way
人気のバトル曲が2曲続けて!
特にForce Your Wayのバックで流れる高音部もちゃんと弾いておられて、
いやあ、大変そうでしたw。
・Slide Show Part 2~Shuffle or Boogie
カードゲームの曲「Shuffle or Boogie」には、
何気にFF5「ビックブリッヂの死闘」のフレーズが登場する
オシャレなアレンジになっていましたw!
・FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC
(+Chor Crystal Mana、+ベリーダンス)
魔女パレードの曲。
妖しい雰囲気の中で、ベリーダンスのセクシーお姉さん登場!
そのエキゾチックなな魅力に、みんな(特に男性客は)見とれていました…w。
・Fisherman’s Horizon
ピアコレと同じアレンジ!それだけに演奏者さんにはプレッシャーも
あったのではないかと思いますが、
ちゃんとピアコレと同じ音が鳴っていましたw。
・The Oath
スコールの校内放送演説がスクリーンに流れながらのこの曲。
演出もあいまって感動でした!
・Ride On
サビ(?)部分のアルペジオとか速くてけっこう大変だと思うんですが、
気持ちよく聞くことができました!
さわやかー!これぞ飛空艇ー!
・The Castle
クラシック、特に教会音楽に近い神聖な最初のパートにはじまり、
一転して荘厳な雰囲気のパート、そして道化師のようなチェンバロのパート。
どれもバッチリ原曲のアルティミシア城でした。
・The Extreme(+Chor Crystal Mana)
FF6ぶりに復活したデデデデデデデー!
まさか生合唱つきで聴けるとは!!
ピアノの美しい旋律、激しいリズム、デデデデのベース、そして合唱。
至福のバトルです。
・Ending Theme
Eyes On MeからFFメインテーマへのメドレーという最強の曲。
Eyes On MeはFFソングブック「まほろば」の清田愛未さんが登場して歌いました!
素晴らしい歌声でじーんと胸に来るものがありました。
そして、Eyes On MeからのFFメインテーマ。原曲ではこの間をつなぐ旋律、
FFのテーマ最初の音の出だしの浮遊感がたまらなく好きなんですが、
それはエレクトーンでも顕在で安心して身をゆだねることができました。
アンコール
・雨上がり、散歩道(FF7 忍びの末裔)
せっかく清田さんがいるんだから!ということで、
FFソングブック「まほろば」より、FF7ユフィのテーマである「忍びの末裔」のヴォーカル版。
もともとかわいい曲ですけど、みんなで手拍子しながら
アットホームな雰囲気で楽しめました。
・プレリュード(+Chor Crystal Mana)
最後はChor Crystal Manaさんが加わってプレリュード!
エレクトーンが奏でるハープのアルペジオに優しく合唱が重なってきて、
荘厳な雰囲気に。
全体を通して感じたのは、原曲の再現性の高さ。 エレクトーンの表現力の高さと、音色のチョイス、編曲の巧みさ、そしてもちろん演奏者の実力があわさって実現されていると思うんですが、原曲のイメージを壊さずにより綺麗に激しくかっこよくなっている曲ばかりでした! かといって、原曲をそのままなぞるばかりではなくて、シャレの効いたアレンジも出てきたりしてますので、原曲重視派もアレンジ大好き派もどちらも満足できたのではないかと思います。個人的に、バトル曲が多かったのが嬉しかったですね!
スクウェア・エニックスの曲を演奏するときはJASRACではなくて、スクエニと直接交渉して許諾を得る必要があるのですが、そのへんもきちんとやられているそうで、アマチュア楽団の無料演奏会とはいえ、しっかりされているのには頭が下がりましたし、著作権を大切にして原曲の作曲者さん&ゲーム会社をきっちりリスペクトしていくことは、ゲーム音楽をちゃんとした文化にしていくためには大切なことだと思います。
エレクトーンの演奏会というのは、ほとんど初めて鑑賞したんですけど、こんな少数(最大で3人)の編成で、あれだけの音色を出せてしまうというのは本当にすごいなぁと思いました。機械がすごいというのもありますが、二段のキーボードと足ペダルと、各種スイッチを自在にあやつるテクニックがすごい。エレクトーンは観客のほうを向いて設置されていて、手や足の動きがよく見えるようになっていたので、演奏の大変さが伝わってきました。
次回のコンサートにもぜひ、聴きにいってみたいと思います! それと、微力ながらこのサイトでも宣伝していこうと思います!