FF1・4・5・6・7・9・10、クロノトリガー、クロノクロス、ゼノギアス、ロマサガ2、デュープリズムといったスクエニの過去の名作ゲームの音楽を、新進気鋭のアーティスト達がアコースティック楽器を中心にまったりとアレンジしたCD「CafeSQ」が23日に発売されましたので、発売日に買って来ましたー！　結論から言うと、超いいです！！　SQ史上最高。　＞＞続き
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ジャケットは黒執事の「枢やな」さんの描き下ろし！
美味しいコーヒーが飲めそうなお店ですねｗ。

収録曲は超豪華な15曲。

01. ファイナルファンタジーV “想い出のオルゴール～はるかなる故郷”／ぺさま
02. ファイナルファンタジー “チョコボのテーマ～でぶチョコボあらわる”／RAFVEN
03. クロノ・トリガー “愉快なスペッキオ”／Little Fats
04. クロノ・トリガー “時の回廊”／kous
05. デュープリズム “ラスダン～デュープリズムのテーマ”／millstones
06. ファイナルファンタジーVI “ジョニー・C・バッド”／KING COLUMBIA
07. ファイナルファンタジー”マトーヤの洞窟”／デッドボールP
08. ファイナルファンタジーIX “あの丘を越えて”／yuxuki waga
09. クロノ・クロス “時の見る夢”／Manami Morita
10. Romancing Sa・Ga 2 “七英雄バトル”／sasakure.UK
11. ゼノギアス “組曲ゼノギアス”／ピアニート公爵
12. ファイナルファンタジーIX “ローズ･オブ･メイ”／Serph
13. ファイナルファンタジーX “素敵だね”／SmileR feat. みぃな（さよならポニーテール）
14. ファイナルファンタジーVII “F.F.Ⅶメインテーマ”／The Reign Of Kindo
15. ファイナルファンタジーIV “トロイア国”／Schroeder-Headz

全体的に名アレンジが多いんですが、個人的によかった曲をいくつか紹介します。

FF5より「想い出のオルゴール～はるかなる故郷」。
古いレコードを再生したようなぼそぼそしたピアノソロからはじまり、クリアなピアノサウンドへ。そして、アコースティックギターによるノスタルジックな「はるかなる故郷」へと展開していきます。優しいオカリナお音色が重なってきて……最後はオルゴールが止まるようにゆっくりになっていき、レコードのぼそぼそに戻ります。バッツの故郷、リックスの村の情景が浮かぶ切なく美しいアレンジ。

クロノトリガーより「愉快なスペッキオ～ゴンザレスのお歌」
原曲イメージそのまんま！お祭りのような楽しい生演奏が行われます！アイルランド的な雰囲気をただよわせつつも、演歌の「ゴンザレスのお歌」が時折まざってくるところがおもしろいｗ。

FF6より「ジョニー・Ｃ・バット」
原曲は古き良きアメリカのスイングジャズみたいな曲ですけど、もろにその路線を受け継いでいます。原曲はピアノが前面に出ているところを、今回のアレンジはブラス＋ピアノ＋ドラムという構成で。映画バックトゥーザフューチャーのパーティーのシーンに出てきそうなノリのよさ！

ピアニート公爵の「組曲ゼノギアス」
東京藝術大学首席卒業でありながらニートという、ピアニート公爵による10分以上の大作です！原曲に対する愛に溢れたアレンジ、その愛を表現できる演奏技術。なんかもう大変なことになっています…。「飛翔」とか気持ちよすぎるー！

FF7より「メインテーマ」
ストリングス＋ピアノ＋ドラムという構成でのFF7メインテーマ。　田舎っぽいストリングスが綺麗ー！

一番良かったのはFF4より「トロイア国」！
女性が治める清純なトロイア国の曲が、一転してオトナでジャジーな雰囲気に！最高です！　　ピアノが主旋律をかなで、そこにウッドベースがからみあっていきます。リズムはハイファットシンバルとスネアで控えめに。即興演奏でどんどん激しくなっていったあとに、唐突にピアノがメロディに戻る瞬間がたまらなく気持ちいい。　静かな夜に、照明を落として美味しいお酒を片手にいつまでも聴いていたい…。

ちなみに、ビレバンの限定特典CDも素晴らしい曲が多かったです…。アリアすごいよアリア。男の声ってことは、ドラクゥが歌っているのかな？？　限定にしとくのもったいないです！

というわけで、これまで5枚のアレンジアルバムが発売されてきた「SQ」シリーズで個人的に最高の一枚となりました。このような素晴らしいアルバムを出してくれてありがとうスクエニ！　これで最後と言わずに、ぜひシリーズを継続してほしいです！！＞sq_staffのみなさま！！
SQシリーズを通して新しく知ったアーティストのファンになるってパターンも大いにありそう。

ゲームが大好きだった子どもが大人になって、アーティストになって、昔大好きだったゲームの曲をアレンジする。なんて素敵なことなんだろう。