かつて世界を席巻した日本のメモリ。しかし、その後は韓国との熾烈な価格競争になり、電機メーカは各社、業績の悪化したメモリ部門を切り離してしまいます。NEC、日立、三菱といった日本の電機メーカの本社から切り離されたメモリ部門を集めて1999年にできた会社、それが「エルピーダメモリ」です。 しかし、その後も韓国サムスンやハイニックスなどとの熾烈な価格競争により利益が出ず、公的支援を受けたりもしましたが、結局4,480億円という戦後の製造業において最大の倒産となりました。 去年の夏に発表された「ソニー、東芝、日立の液晶ディスプレイ事業を統合した新会社「ジャパンディスプレイ」も同じ構図になっていると日経は指摘していますが、同じ運命とならないような戦略的なハンドリングをお願いしたいですね。(ロイター)
関連:エルピーダ、体力勝負で「敗北」 液晶業界に共通点も(日経)
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コメント (3)
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日本の凋落を確信させるニュースだな
こんなに無様なものがこの世にあるのか
GSを肥らせただけだったな
DRAM業界は、2005年ぐらいからずっと出荷すると赤字とか言うチキンレース状態だったからな
トドメを刺したのは、異常な円高による政府ですな。
ある意味でエルピーダを助けるのであれば、
韓国の通貨安定に貢献するスワップは実施すべきでは無かった。
1年で1兆円も責務増やして耐えきれる企業に何処が勝てるんだ
国家戦略を見直す時期に来ましたか