↑PDFです。 スクウェア・エニックスHDは平成25年3月期 第1四半期決算、つまり今年の4月~6月の決算を発表しました。それによると、売上高は前年比+4億円の249億円、営業利益は前年比-33億円の-12億円、経常利益は前年比-35億円の-20億円となりました。売り上げが増えたのに赤字ということです。スクエニの見解はどうなのかというと、次のとおりです。
2013年3月期 第1四半期は、家庭用ゲーム機ソフトにおいて、ニンテンドー3DS向けの「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」の販売が好調でした。また、PC・スマートフォン等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、「戦国IXA」や「ファイナルファンタジー ブリゲイド」が順調に推移する一方、多数のパイプラインに対する開発投資が先行しております。
ということで、いくつかタイトルが出てきたものの、先行投資のほうが大きくて赤字になったということのようです。2013年3月期の連結業績予想は下方修正せずに据え置きしていますから、7月以降のタイトルで巻き返しができる弾があるってことでしょうね。で、ちょっと気になったのが…。>>続き
セグメント別業績の「調整額」というやつ。これが今回の赤字の主な原因に見えるんですけど、調整額ってなんなんでしょうね?? 決算短信のほうには『セグメント利益の調整額△1,963百万円には、報告セグメントに帰属しない一般管理費△1,968百万円が含まれております。 』って書いてあって謎。 通期の計画上では、あと55億円ほどマイナスが膨らむ見込みのようですが…。人事とか総務とか、会社として共通で持ってる部門の維持費かな?
そうだとすると、スクエニは何もしなくても1年間会社として存在しているだけで83億円くらいはかかるってことですね。
当然の結果ですね