日本時間の18時30分過ぎ、今年のノーベル医学・生理学賞に「iPS細胞」を作り出すことに成功した京都大学教授の山中伸弥さん(50)が選ばれたと発表されました!!日本人の医学・生理学賞は25年ぶりで、史上2人目の受賞となります!iPS細胞はどんな臓器にもなれる万能細胞で、自分の皮膚なんかの細胞を培養して好きな臓器にすることで、自分から自分に臓器を移植できるようになると期待されています。(NHK)
関連:人工多能性幹細胞(ウィキペディア)
人工多能性幹細胞(じんこうたのうせいかんさいぼう、Induced pluripotent stem cells)とは、体細胞へ数種類の遺伝子を導入することにより、ES細胞(胚性幹細胞)のように非常に多くの細胞に分化できる分化万能性 (pluripotency)[注 1]と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞のこと。京都大学教授の山中伸弥らのグループによって、マウスの線維芽細胞(皮膚細胞)から2006年に世界で初めて作られた。
分化万能性を持った細胞は理論上、体を構成するすべての組織や臓器に分化誘導することが可能であり、ヒトの患者自身からiPS細胞を樹立する技術が確立されれば、拒絶反応の無い移植用組織や臓器の作製が可能になると期待されている。ヒトES細胞の使用において懸案であった、胚盤胞を滅失することに対する倫理的問題の抜本的解決に繋がることから、再生医療の実現に向けて、世界中の注目が集まっている。