ゲームの面白さを大きく左右する要素のひとつに「敵の頭の良さ」があります。 RPGにしろ、アクションゲームにしろ、格闘ゲームにしろ、FPSにしろ、いくらグラフィックがすごくても「敵の動き」がヘボかったらまったく面白くありません。 スクエニオープンカンファレンスでは、FF14でコンピュータがあやつっているキャラの動きについてのタネ明かしの講義が行われました。FF14では広大なワールドのすべてにユーザが同時多発的にログインしているので、
「プレイヤーのまわりだけ敵を動かす」という誤魔化しが使えず、キャラクターがちゃんと世界の中を移動しています。その移動ルートは、大学のコンピュータアルゴリズムの授業なんかでよく出てくる「最短経路」の問題と同じ。いかにコンピュータに負荷のかけない方法で最短経路を求めるかというところが今回の講義のメイン。この記事を読んでいると普通に論文を読んでいる感じがしてきます…。(4Gamer.net)