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Twitterの写真を無断転用したマスコミに対し、賠償金支払い命令判決

米地方裁判所は写真家Daniel Morel氏がTwitterに投降した写真を無断で使用したとして報道機関の「AFP通信」と「ワシントン・ポスト」を訴えていた件に対して、Daniel Morel氏の主張を認める判決を下しました。この2つの報道機関は損害賠償金を支払うことになります。

モレル氏の撮影した写真は、ツイッター・ユーザーであるリザンド・スエロ(Lisandro Suero)氏によって、同氏の写真として再投稿された。そして、AFP通信がその写真をツイッター上で入手。AFP通信は写真の出所を確認できなかったものの、ハイチの惨状についての報道写真を得たいというプレシャーもあり、写真をライセンス契約を締結しているストックフォトサービス「ゲッティイメージズ」に転送した。ゲッティイメージズのシステムに写真が載せられると、ABC、CBS、CNN、ワシントンポストなど、世界の主要報道機関がその写真を公開した。

つまり、撮影した方が投稿した後、ほかの人が一度リツイートしていて、それをマスコミが無断で使用したようです。ネット上の画像掲載に関しては既存の著作権法では解釈が難しい部分がありますが、当面はTwitterなど新しい仕組みが登場するたびにこうやって判例を作っていくという対応になりそうです。(ibtimes)

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