パズル&ドラゴンが大ヒットしているガンホーの社長インタビュー後編。アイテム課金のカードバトル系のソーシャルゲームに対して厳しい考えを語っています。
彼らはゲームを作りたくてゲーム会社になったわけではないので、言葉は悪いですけど、僕たちとは人種が違います。IT企業として、儲かることは何でもやるのでしょう。彼らには彼らの思想哲学があるでしょうし、僕らには「ゲーム屋」としての思想哲学があります。
僕たちが作るゲームはすべて作品であり、道具ではありません。魂を込めて作ってきたので、子どもと一緒です。だから、業績や株価で評価して欲しくない。パズドラを特異なゲームとして扱ってほしくもありません。これからも純粋に面白いゲームだけを作り続けていこうと思います。
残念ながら、「売れるゲーム」と「面白いゲーム」が必ずしもイコールにならないし、それが「儲かるゲーム」であればなおさらです。ゲーム会社は慈善団体ではないので、利益を追求することは当然ですが、あくまで利益はエンターテイメントを提供した対価であるべきです。森下さんのおっしゃることはゲーム会社の姿勢として素晴らしいと思います。(東洋経済)
関連:インタビューの前編はこちら