ソニーは決算を発表し、今年度の見通しを明らかにしました。それによると、PS4を発売するにもかかわらず黒字を確保するとのこと。PS3は何千億円も開発費をかけてチップを開発し自社の生産設備も有していましたが、あまりに金をかけすぎたために売れば売るほど赤字が出る状況が長く続きました。それに引き換えPS4はAMD社の一般的なCPUとGPUを少しカスタマイズしているだけで、生産も他社に委託。開発費をおさえてPS3に比べて遥かに利益が出やすい構造になっています。加藤CFOは「PS4は軽いビジネスモデルだ」とコメントしています。ただ、PS3は「エンターテイメントこそが技術開発を牽引するんだ!」と壮大な夢を語ってとんでもないアーキテクチャのチップを開発してしまったところに、言い知れぬ「かっこよさ」を感じました。(ITmedia)