auは5月29日と30日に発生したLTE通信障害について社長が会見を行いました。謝罪した上で、通信障害により通信や通話ができなかった人に700円を払い戻す(通信料から割り引く)措置を発表しました。 また、一連の障害の原因を説明。 4月27日に発生したMME(LTEの制御装置)のバグを改修するためのバージョンアップ作業を5月29日に行っていたところ、HW障害が発生。旧バージョンに戻そうとするも情報の引継ぎに失敗し、運用系と待機系の両系が落ちてしまったそうです。 さらに、みんながLTEから3G網に接続しまくったために加入者の位置情報とかを管理しているデータベース的存在であるHSSも高負荷となり、音声やSMSにも影響が出た模様。翌日の30日は新たなバグに起因してMMEが落ちたようで、踏んだり蹴ったりのひどい有様…。
KDDIが発表した資料には、iPhone 5 LTEのエリアカバー率が掲載されており、71%だったことが初めて明らかになりました。AndroidスマートフォンのLTEエリアは97%。(ケータイWatch)
関連:KDDIのプレスリリース(PDF形式)