日刊スポーツが「風立ちぬ」で主人公の声を演じたエヴァの庵野秀明監督に単独インタビューを行っています。ジブリ宮崎駿監督最新作として今週末から劇場公開される同作は、宮崎アニメとして初めて実在の人物を描いた作品。庵野氏は次のように語っています。
『風立ちぬ』は子どもを意識していないのが良かった。そこが一番大きいと思う。宮崎さんは基本的にアニメを子供に向けて作っています。アニメに関してだけはかたくなに子ども向けというのを、自分の中のかせのように守っていたから。それが薄くなった。
当初、宮崎監督はアニメは子供のためにあるべきだとして、今作の映画化には反対だったそうですが、「兵器である戦闘機などが好きな自分と戦争反対を訴える自分という矛盾」に答えを出せという鈴木プロデューサーからの言葉で映画化を決めた背景があります。(日刊スポーツ)
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