島根県の出雲地方で18日、3つの太陽と逆さになった虹が目撃されました。スマートフォンで撮影された写真にははっきりとこれらが写っています。これは「内暈」、「幻日」、「環天頂アーク」と呼ばれる大気光学現象で、雲の無数の氷の粒によって光が屈折して見えるものだそうです。 日本で10月のことを「神無月」と呼びますが、出雲地方だけは「神在月」と言って、日本中の神様が出雲大社に集まるとされています。まさに神様が降臨したかのような神秘的な現象ですね!(産経新聞)
通常、幻日は太陽から約22度離れた太陽と同じ高度の位置に見える。雲の中に六角板状の氷晶があり、風が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のため地面に対してほぼ水平に浮かぶ。この氷晶の1つの側面から太陽光が入射し、1つ側面を挟んだ別の側面から出る場合、この2つの面は60度の角を成しているため、氷晶は頂角60度のプリズムとしてはたらく。
この氷晶によって屈折された太陽光は、太陽から約22度離れた位置からやってくるように見えるものが最も強くなる。このようにして見えるのが幻日である。