昨年から言われていることですが、太陽の活動が低下しています。今年は11年周期で太陽が活発になる極大期のはずですが、黒点の数がここ200年で最も少ない状態。NASAの研究者も「全く元気がなくパッとしない。明らかに異変が起きている」とコメントしています。これと同じように黒点が少なくなる現象は1645年から1715年の70年間にわたって起こったことがあり、このときは地球全体がミニ氷河期のようになったそうです。(産経)
これは「マウンダー極小期」と呼ばれ、ロンドンのテムズ川が凍ってスケートができたとか、ニューヨーク湾が凍ったとか、様々な逸話が残っています。日本では農作物がよく育たず飢饉に見舞われて幕府が弱まる一因となりました。
寒冷化のメカニズムはよくわかっていませんが、一説には太陽風が弱まることで太陽系外からの宇宙線が地球に多く到達するようになり、霧箱効果で雲がたくさんできて日光が遮られるため、などと言われています。
これから70年間、雨ばっかりでジメジメして寒い地球になるのかもしれません…。とりあえず、「着る毛布」買おうかな…。
参考:マウンダー極小期(Wikipedia)