ドコモが本日16日に発表予定だったTIZENスマートフォンの発表を延期したと産経が報じています。延期はこれで2度目。
TIZENは、AndroidでもiOSでもWindowsでもない第4のスマートフォンのOSで、サムスンやインテルなどが中心となって開発されています。AndroidやiOSと違って携帯電話会社のカスタマイズ製が高いのが特徴であることから、dマーケットやdビデオなどほ独自サービスを多く展開するドコモにはメリットがありました。しかし、ドコモは独自サービスを他キャリア向けに解放する路線に舵を切り、キャリアメールをパソコンで受信できるようになったりと実際に変化も出てきました。Android一本足では交渉でGoogleに強く出られない点もTIZENを導入する理由でしたが、iPhone投入でそれもなくなりました。ドコモとしてTIZENを出すメリットが薄れてきているのは事実ではないでしょうか。
2月末にスペインのバルセロナで開催される世界最大の携帯電話イベントMWC2014で何か具体的な発表があるのか注目されます。(産経)