FFなど数々のゲーム開発に使われてきた3DCG制作ソフトの「Softimage」が4月14日にリリースされる版で最終バージョンとなることがオートデスク社から正式発表されました。3DCG制作ソフトは、3DSMax、Maya、Softimageが代表的なソフトですが、すべてがオートデスク社によって買収されてしまい、今回そのうちのひとつが開発打ち切りという結末を迎えることになりました。
残念ながら、これからリリースされる Softimage® 2015 が、このソフトウェアの最終リリースになることとなりました。この最終バージョンは 2014 年 4 月 14 日に出荷される予定です。オートデスクでは 2016 年 4 月 30 日までこの製品サポートを提供いたします。また、必要なホットフィックスやサービスパックも 2016 年 4 月 30 日まで無償ですべてのお客様に提供いたします。
オートデスクでは、Autodesk Maya または Autodesk 3ds Max のいずれかに無償で移行できるようにするとしています。
手作業でのモーション作成に定評があった本ソフトですが、ゲーム開発者の方々に開発打ち切りの波紋が広がっています。FF7の野島さん、スクエニFF13の田中さん、DODのヨコオタロウさん、セガの下田さんなどがTwitterで別れを惜しむコメントを寄せています。
参考:FF13でのSoftimage活用事例(オートデスク)
なお、Softimageを使って開発したソフトとしては、ファイナルファンタジー13、ストリートファイター4、バイオハザード5、アイドルマスター2、ベヨネッタなどが知られています。
FFVIIに配属された時僕のデスクにはそれまであったWin3.1機とMacのナントカに加えてIndigo2&Softimageが来た。あの時にもっと積極的に触って操作に習熟していればその後の人生も変わっていただろうな。僕の仕事の大部分は秀丸で事足りた……
— Kazushige Nojima (@sgwr1) 2014, 3月 5
いやもうホント、オープンソースにしてくれないかね!
"@ymt3d: オートデスクSoftimageはバージョン2015が最後!今後の開発終了が正式発表!!! | 3D人 http://t.co/dFoKhTqKtp"
— 田中 雄介 (@YUSUKE_SQEX) 2014, 3月 5
さようなら SI。20年くらい前の ver2 あたりから触ってた記憶があるけど、やたらとシャラシャラ落ちるソフトだったなあ。>Softimage 2015 の最終リリースについてのお知らせ http://t.co/fDG6ZCBGaW
— yokotaro (@yokotaro) 2014, 3月 4
Softimageの力で数々のゲームを生み出すことができました。長らくありがとうございました! http://t.co/8vMYhUEx40 Softimage の最終リリースについてのお知らせ
— 下田紀之@セガR&D2DIV1 (@shimodan) 2014, 3月 4
1995年頃のSIGGRAPHでのプロモーションがcoolだったのですよ。愚鈍な他社製より高性能にも見えたし、仕事で使える事になって嬉しかった。xeno,dew,ff10でプラグインを書いた。勝手に贔屓にしてたなぁ。
— Koji Sugimoto (@k_sugimoto) 2014, 3月 5
田中さんのリンクがおかしいでっせ
管理人です。
一部リンク切れがありましたので修正しました。ご指摘ありがとうございます!
価格が高いからね、どれも個人で気軽に買えるような商品じゃないし。
OSSで似たようなものを見たことがあるけど、やっぱり規模が違うからなんともね。