英科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに恐竜絶滅の新説が掲載されました。これまで、6500万年前に恐竜が絶滅した原因は隕石が衝突して舞い上がったほこりが太陽光を遮り地球が寒冷化したからだとされてきました。しかし千葉工業大学が隕石落下地点と同じ成分の岩石に高速で金属を打ち込む衝突実験をしたところ、三酸化硫黄ガスが多く発生する結果となったそうです。これにより雨が強い酸性になって地上に降り注ぎ、海にも流れ込んで硫酸になったことが考えられるとのこと。もし、隕石が衝突したのが硫酸塩を含まない岩石だったのなら、この現象は起こらずに恐竜が絶滅しなかった可能性もあるわけです。(日経新聞)
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コメント (6)
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こんなアホみたいな説をまともに信じる奴が出てきそうだな……。
まず古代の「大絶滅」については、火山活性化だの、酸性雨だの
寒冷化だのでは説明がつかない。
世界中で膨大な数がはびこっていたアンモナイトが一種残らず絶滅したのに
近縁のイカやタコは無事だった。
世界中で膨大な数がはびこっていた三葉虫が一種残らず絶滅したのに
フナムシだのカニやエビは無事だった。
小型の哺乳類は殆ど生き残ったのに、なぜか有袋類だけは殆ど絶滅した。
大気中の粉塵によって地球全体の気温が低下して、
その結果寒さに弱い恐竜が絶滅した…と
昔はまことしやかにウソ説が囁かれていたが、
今日では恐竜は恒温動物で哺乳類同様寒さに強い事が
わかってしまったため、それらの恐竜は絶滅したのに
寒さに弱いワニやヘビ、カメなどの爬虫類が生き残った事の説明がつかない。
ニューヨークタイムズのピュリツァー賞ジャーナリスト
ジョン・ノーブル・ウィルフォード曰く
絶滅の仕方が異様に偏っている、というか奇妙なまでに「選択的」だそうだ。
まるで何かの意志が介在したかのように。
.
で、酸性雨についてだが、「大絶滅」によって海中の動植物の
大部分がゴッソリ絶滅してしまったのに 、
なぜか淡水の動植物は殆ど生き残った。
もしこのシミュレーションのように膨大な水量を誇る
海洋全体を酸性化するほどの凄まじい量の酸性雨が降ったとしたら、
まずまっさきに影響が出るのは比較的水量の少ない沼沢や、
降雨によって生じる川など淡水域にほかならない。
ところがその淡水域の生物は影響を受けるどころか
海と違ってほとんど絶滅は見られなかった。
もっと言ってしまえば約6500万年前(中生代白亜紀末)の大絶滅の原因は
メキシコ・ユカタン半島のチチュルブ・クレーターに見られる
巨大隕石の激突などではない事がとっくの昔にわかっている。
日本も参加する「国際陸上科学掘削計画」(ICDP)の支援を得て
米プリンストン大などの国際研究チームがこのクレーターを調査したところによると
「大絶滅」の時期にあたるKT境界は、地下794.1mと、
「隕石の衝突跡」より約50センチも上にあることを突き止めた。
さらに、堆積物の分析など5種類の方法で詳細な年代を特定した。
それによるとこの隕石が激突したのはK-T境界線が形成された時期より30万年も前。
K-Tバウンダリー形成とはまったくの無関係の代物だった。
そもそもK-T境界線の分厚さは隕石の衝突などで生じるようなチンケな量ではなく
そこに含まれるイリジウムなどの重金属は、非常に長期間にわたる
火山噴火によって地球内部から齎されたものである事がほぼ確定している。
もっと言えば恐竜の絶対数の激減はK-T境界線形成より更にずっと昔に
始まっているので、K-T境界線を形成した世界規模の火山噴火すらも
やはり恐竜絶滅とは関係が無いと考えられる。
地球全体が寒冷化した?
食べ物が無かったから体のデカい生物は生き残れなかった?
逆で、体がデカい方が体温維持に有利だ。
恐竜が栄えていた時代より遥かに寒冷な氷河期では、
現在より遥かに体のデカい哺乳類が闊歩していた事が
世界各地の発掘調査でわかっている。
そうした動物を支えるだけの食料も、氷河期ですらたくさんあった。
恐竜が恒温動物である事がわかった現在では、大寒冷化ですら
地球規模の大絶滅の要因として決め手にならない。
ブログでやれ
なるほど面白い
確かに海がそんなになるくらいの酸性雨が降ったのなら、地上はもっと被害受けたはず
やっぱり神が選択なされたのですね?!