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「アナと雪の女王」成功の裏には、ディズニーの現場主義体制への大改革があった

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日本で興行収入90億円を突破するなど大ヒットしているディズニー映画「アナと雪の女王」。その制作の裏側がエグゼクティブ・バイス・プレジデンのアンドリュー・ミルスタイン氏によって語られています。

かつてはディズニー伝統の「ゴング・ショー」なるものがあり、誰かがアイデアを提案するとそれに「イエス」か「ノー」かだけで答え、それでおしまいでした。組織改編後は、「ストーリー・トラスト」で約20人の監督・脚本家・ストーリーのヘッドなどが意見を交わしあい、手直しをするようになりました。そんな様々な角度からの意見を集約することにより、作品の完成度がさらに高められるようになったのです。

従来はトップダウンだった制作方式を、現場からのボトムアップ型に変えたことが大きな要因だったそうです。たとえば、本作はエルサとアナの姉妹にまつわる物語ですが、ディズニー社内で姉妹を持つ女性社員たちから様々なエピソードをヒアリングして物語に練り上げていったり。ソース元記事ではピクサーとの合併までさかのぼって様々な成功要因・制作プロセスが語られています。
 当サイト的には映画製作だけでなく、ゲーム開発にあてはめて考えたくなるのですが、氏は『リスクが発生する以上、失敗するのは当たり前で、だからこそ組織全体に失敗してもOKだと周知徹底することが重要です。』とも語っています。ファイナルファンタジーもそんな心意気で果敢にチャレンジする開発をしていって欲しいですね。(産経ビジネス)

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