ソニーの構造改革によって切り離された形となったパソコン事業部門。 本日7月1日より新たに「VAIO株式会社」として再スタートとなりました。公式サイト「vaio.com」がオープンし、熱いメッセージが掲載されています。
VAIOは、VAIO株式会社へ。VAIOはもう終わった、という人がいる。単なる事業整理だ、という人がいる。たしかに、メンバーはたったの240人。大きな集団は、小さなPCメーカーになった。しかし。いや、だからこそ。我々の目の前には今、無限の地平が広がっている。ここには、かつてVAIOの遺伝子だったものがある。ここには、野心と技術と、確かな熱量が息づいている。我々は、ピュアでひたむきなチャレンジャーだ。あらゆるものから自由になった今こそ、思い切った決断ができる。VAIOの未来に必要なものを見きわめること。そこにすべての力を集中し、PCにはびこる固定観念を変えること。このチームなら、それができる。きっと。
ソニーという大企業から240人の小さな会社になったことで、チャレンジャーとして新製品を開発していく決意がビシビシ伝わってきますね。
これまで、ソニーのパソコン事業は全世界に向けて年間800万台程度を販売してきましたが、新会社は国内市場に特化。しかも当面は通販でしか売らないため、年間35万台の規模に縮小します。しかし、だからこそ『人の気持ちに突き刺さる一点突破の発想、VAIOならではの審美眼』で安くはないけどヒトが本当に心から欲しいと思える製品を生み出していって欲しいですね!
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