大好評のうちに全7話が完結したガンダムUC。実に5年の歳月をかけてサンライズ第一スタジオが徹底的に作り込んだハイクオリティな作品でした。原作となった小説の作者である福井氏がインタビューを受けています。その中で、
邦画もアニメもマーケティングと効率主義を推し進めていくと商品にならざるを得なくなる。
そうした中でガンダムは、人間をキチンと描きながら物語っていける、その可能性をすごく感じます。質感を持っていたり血肉の通った人間たちが紡ぐドラマというものを本当に作り難い世の中にあって、ガンダムは宇宙世紀の世界観を含め、まだまだしっかりと語ることができるすごく希有な存在です。
とまとめています。とにかく本作が「ハイクオリティな作品が見たい!」というファンの強い声に支えられていたということですね。アニメに限らずゲームなど他のコンテンツも、利益やビジネス性ばかり重視しないで「作品の質」で勝負してほしいものです。逆に、ファンは現代のパトロンとして、品質の高い作品に対して積極的にお金を落として行くようにすれば好循環が生まれますね。(アニメ!アニメ!)