署名サイト「change.org」で、FINALFANTASY 15の仕様変更を求める署名活動が一部ファンによってはじめられており、9/24 22時現在で884人の賛同を集めています。 要求は、FF15のバトルシステムをディレクター交代前の2013年の仕様に戻してほしいというもの。
2014年9月22日ゲーム雑誌などのインタビューで発表されたFINALFANTASY15のシステムは、当初公式から発表されていた構想や2013年6月開催のE3にて公開された実機プレイ動画などから大幅に変更されており、その内容は期待を大きく裏切るものだった。なぜ2013年時点でPS4実機上で動かせていた戦闘などの仕様がPS4やXBOX1の次世代機水準からPS3時代の旧世代機水準に変更されるのか。SQUARE ENIX、及び同タイトルディ
去年のE3では衝撃的なPVが公開され武器切り替えが任意で可能になっていたり、パーティーを自由に切り替えて戦えるなど次世代のFFに相応しいゲームに仕上がっており驚愕致しました。
ところが今回のディレクターインタビューでは新しいディレクターの田畑さんが連作を予定して完結させるはずだったものを一作で完結させると言っていたり、
ノクト以外の操作ができなくなっっていたり、武器切り替えが任意で行えなくなっていたり、
KHベースのアクションとは到底思えないボタン押しっぱなしのオート攻撃、オート回避になっていたり悪い意味で驚かされました。 正直誰に向けてマーケティングしているのか理解できません。…
ニュースここまで。以下、雑感。駄文。
管理人個人的には様々な考えがよぎり判断が難しい所です。署名活動の是非も一言では言えませんが、ざっくり管理人の考えは次のようなかんじ。
管理人の意見
(1)バトルシステムが完全に発表されていない段階でここまでの反発は早計。情報ソースが海外メディアだし。
(2)他方、ファン自身が希望する理想のゲーム像を表明することはとても大事。ネット社会ではきっと開発者に伝わる。
(3)開発者はファンの意見を知ったうえで、しかしファンに媚びず、自分が作りたいと思うように作ってほしい。
この話題をニュースとして取り上げるのか非常に悩みましたが、コミュニティの大きな動きは伝えるべきと判断して掲載しました。
署名活動に至った背景には、きっと以下のような思いがファンの間に悶々として存在しているのではないでしょうか。
野村哲也氏はFF15を完成させることができなかったので降ろされ、後任の田畑氏が現実的な判断を下し、妥協案になったのではいか?ってのは誰しも考えるシナリオでしょう。
ディレクター交代劇といえば、FF12の松野D途中降板が思い出されます。FF12のストーリーは前半は素晴らしいのですが後半のリヴァイアサン以降は明らかにテイストが変わってお使いゲームというか、管理人個人的につまらないものになっていました。そんな背景があり今回のディレクター交代も非常に心配です。
FF13は鳥山ディレクターがきっちり納期を守って完成させましたが、ご存じのとおりストーリー本線以外のボリュームが極端に少なく、納期を守るためにカットしたのかと邪推してしまいます。FF14のローンチ大失敗は語るまでもありません。
このようにFFの正規ナンバリング作品はここ10年にわたって「品質」という面で厳しい状況にあると言わざるを得ません。そんな中にあって8年間も品質にこだわって開発が続けられているFF15はファンにとっては唯一の希望でした。スクエニが納期よりも品質を徹底的に優先させるという価値観をまだ持っていることの。そういった背景を持っている現況においての突然の今回の交代発表ですので、ファンの感情が穏やかでないのは当然の話だと思います。
そうは言っても、慈善事業ではありません。ビジネスです。100人を8年間雇用し続けたら100億円かかります。200人ならその倍です。その投資を取り返して、さらに利益を出すのは企業として当然です。いつまでもダラダラ開発していることはできず、いずれ線は引くときが来るのでしょう。んなこたぁファンもわかっています。
では、なぜこのような署名活動が起こってしまったのか?
スクエニに足りないのは「説明」です。なぜこうなってしまったのか、そして今後どうしていきたいのか。それがわからない。だから納得できないのです。不安なのです。スクエニは8年という年月の重みをもっと重く受け止めてほしい。ヘラっと体験版を出しまーすという発表だけで誤魔化してる場合ではないです。(体験版を出す判断は正しいですが) 新生FF14があの惨状から大復活を遂げたのはどうしてなのか、よくわかっていると思っていたのに…。
追記:ちなみに、管理人は署名はしません。理由(1)と思っているからです。