スウェーデン王立科学アカデミーは、今年のノーベル物理学賞の受賞者を発表しました。受賞したのは名城大学の赤崎勇教授、名古屋大学の天野浩教授、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授の3人。ともに、青色発光ダイオードの発明が評価されました。LEDは従来赤と緑が実現されていましたが、青色は技術的に難しく、「20世紀中には無理」と言われていました。
現在の照明などに使われている白色LEDは、黄色の蛍光体に青色LEDの光をあてて生み出されているものが多くあります。青色としての利用だけでなく、白色として液晶のバックライトなどに使われていることを考えると、僕らの生活は青色ダイオードなしではありえないものになっています。
個人的には、プレイステーション2に実用化されたばかりの青色LEDが搭載されて感動したのを覚えています。人類を豊かにした発明が日本の研究者から出たことを誇りに思います!(AFP通信)