幕張メッセで開催されているジャンプフェスタ2015のスクエニブースで、FF15のディレクターであるスクエニ田畑氏のトークイベントが開催されました。9月の東京ゲームショウ2014で開催されたトークの続きにあたるもので、マーケティング部の大藤氏と男二人でぶっちゃけトークが繰り広げられました! 1時間にわたったステージの様子がYouTubeにハイビジョンでアップされていますので、ぜひご覧ください。(YouTube)
前半は零式HDで、FF15は後半22分15秒から。
■タイタンでけぇ
田畑:あれはタイタンです。召喚獣。あのサイズで使える予定。そもそもFF15の召喚獣は戦って手に入れたり、いろいろな条件で手に入れる。タイタンの話題は体験版にいれてさわってもらってゆっくり語りたいと思っていたが、タイタンは物語に深くかかわるため体験版には別の召喚獣をいれた。召喚のシステムをそれで体験してほしい。実際に戦闘で使うことができる。けっこう迫力がある
■街がシームレス
田畑:街シームレスよかったでしょ?
会場:拍手
田畑:クルマで町の近くまで行き、そこから街に入る。シームレスにつながっている。ゲームが全部シームレスになるかはわからないが、体験版ではすべてシームレス。
大藤:あの町の情報は?
田畑:名前はレスタルグ。体験版で遊べる範囲の近くにある町。ダスカ地方の街。タイタンにもかかわる重要な街。けっこうでかいけど、最大ではない。体験版では行けない。
大藤:街だと宿屋とか情報収集があるが、それもできる?
田畑:できる。ホテルで休息、食事、いろんなイベントが入っている。
■バトルいつも同じ場所じゃね?
田畑:最初にみなさんに見せたところが最も作りこんでいる。新宿と体験版のところだけ作りこみが進んでいて、その他の場所はいま量産しているところ。
■コル将軍生存確認!
田畑:けっこう人気ある。ずっと問い合わせをいただいている。ちゃんと仲間でいっしょに戦闘もできる。ずっとあの4人と旅をしていくものではない。ノクトの父親の国王の側近。国王の側近としてノクトたちを支援し、戦闘でも時々サポートしてくれるという立場で関わってくる。
大藤:一緒に戦うのはゲスト戦闘ってこと?
田畑:今日ツッコミがいいですね。そういうことです。ゲストが一人ということはないかも…。
■キャンプで寝れないとデバフ
田畑:ずっと寝ないでいると、ステータス以上になるのではなくて、逆。プラスのステータス効果がつかなくなってしまう。キャンプはFF15の基本システムのひとつ。朝から夜まで時間が経過し続ける世界なので、そこで生きているノクトたちが単なるキャラクターたちではなく生きているものにしたいので、ずっと寝ないでいるとコンディションが悪くなるとかにしたい。経験も休息をとることでレベルに変換されていく。
大藤:寝なきゃレベルが上がらない?
田畑:低レベルクリアは寝ないでできる?みなさんも若いから3日くらい寝ないで平気ですよね?そういうかんじです。
大藤:1日は30分くらいと言っていたが、それと変わってない?
田畑:今は1日が現実の1時間くらい。いまゲームバランスを取っているところで変わっている。昼が45分、残りが夜というかんじ。
■列車?列車?
田畑:ふぶいている列車が出てきたが、あれは単なるイベントシーンではない。実際に世界のある場所に列車で移動する。列車の車内は実際に移動することができる。
■シドニーたん///
田畑:彼女は、シドニーなので察していただきたい。プレイヤーとどういう関係かというと、ストーリーにどうかかわってくるかというか、旅を支援してくれる整備士。何を整備するかは想像していただければ。
シドニーは開発の担当者がこだわっていて、男性何人かで制作しているのですが、すごいスピードでクオリティが上がっている。すさまじいテクノロジーがそそぎこまれている
■魔法ってあんまり見せてくれないけど、どうなってんの
田畑:魔法は開発の後ろの方に設定している。基本システム、プロトタイプを作ってから。今はバトルシステムから派生するアクションを作っているところで、魔法の見た目はまだしょぼい。まだしょぼいので見せない。ちなみに、言っていいのかな。15の世界で魔法を使えるのはノクトだけという設定。でも他のパーティも使えるような仕組みになっている。
■英語ボイスは日本語版にも収録される?
田畑:体験版は、全世界同じ仕様で提供します。その理由は、そもそもいろんなボイス&字幕(英語ドイツ語フランス語イタリア語スペイン語)を用意できている。ROMにも入れられる。容量が少ない。製品版は、容量が全部入れられるかわからない。全部入れようと思っているが、どこまでできるか。全世界で同じバージョンを遊べるようにしようとしている。
■インソムニアという言葉は?
田畑:インソムニアは、ノクトの国がルシス。ルシスの首都がインソムニア。調印式が行われているのはインソムニア。
■映像素材が公開!
田畑:トレーラーって2通りの作り方がある。宣伝部が作るのと、開発が作るもの。こないだのTGS2014やE3 2013のトレーラーは僕が中心になって、開発側で時間がギリギリまで作っている。なんでかっていうと、ギリギリの進行だから。
今回のジャンプフェスタ用のトレーラーは、宣伝がディレクションをして作っている。このため、開発側が出した映像素材の一部だけが使われてる。
ここで、トレーラーではカットされていた開発の素材が公開!
クルマから降りてシームレスに街に入っていくシーンなどが流れました。
■FF15体験版は初回限定版で付属
田畑:FF零式HDに関しては、日本だけでなく全世界で同時に出す。各国でどういう形でユーザへ提供するのがよいのかと議論していた。パッケージについてはFF零式初回限定版にFF15をつける。ダウンロード版だと期間限定で零式HD版購入した人は一定期間の間にダウンロードできればOK。期間も検討している。
■FF15触れるTECHデモを無料配信!!!
田畑:東京ゲームショウでの実機デモは天候や時間を変えたり、ベヒーモスを呼び出したり、開発がやっているチェック環境をプレイアブルにしたものだった。アレを配信しようかなと。何ならおまけをもっとつけて。PS4とXboxOneをお持ちの方は誰でも無料で遊べるように提供しようと思っている。
大藤:ゲームとして遊べるものは零式HDだけど、世界に触れられるのは無料TECHデモで。
■ホリデーカード
田畑:クリスマスのプレゼントがあって。FF15開発チームからみなさんへホリデーカードを送ろうと思っている。スクエニメンバーズに登録している方へホリデーカードを配布します。その先、FF15の体験版を触った方の感想をメンバーズ経由で集めたい。ぜひ無料なので登録して意見を出してください。
■次どうします?
田畑:1月は開発も追い込みなのと、海外出張なので1月はお休みしたい。
大藤:零式発売でワールドメディアツアーがありますからね。
田畑:2月に。
大藤:やりたいことがあって、公開マニュアル。動画で遊び方を説明するトリセツみたいなもの。
田畑:いいですね、それやりましょう。2月は体験版ベースで具体的なところを説明していくと。
■松田社長登場!
ここで、スクエニの松田社長が登場!
松田:零式HDはいいかんじに仕上がっている。PSPの頃プレイしてて100人切りをやった。闘技場で100人まではいけた。
田畑:しかも各アイテムがどこにあるとかずっと聞かれていたんですよん。
松田:HD版を初めて見た時に全然違う画面になってる。磨きがかかってる。FF15もトレーラー見せてもらって、駅のところや新しいキャラクターが出てきた、おぉ!でなんだこれは!と思った。続々出る情報に期待してほしい。
田畑:こないだ社長言ってたじゃないですか、俺だっていろいろ聞きたいよと。
大藤:「松田社長の、田畑に俺が聞く!」っていう。
田畑:やります?
松田:はい。
田畑:開発が進むと社長にそれを見せながら説明して、あれを入れろとか、これはできないのかといろいろ言われる。そのやりとりが大藤が見てて面白いので、それを公開したいと。小ネタ系はたくさん入れてほしいと頼んでる。すっごいくだらないことばっかり言ってくるんで。僕の苦労をみんなにわかちあいたい。