スクエニは、ヒットしていたソーシャルゲームの「拡散性ミリオンアーサー」を2015年3月末で終了させると発表しました。あまりに突然の発表に衝撃が走りましたが、なぜそのような判断に至ったのかをスクエニの安藤武博氏、岩野弘明氏に直撃した記事がファミ通に掲載されています。理由は複合的なもののようですが、「とあるどうしようもない事情からコアスタッフが抜けた」ことに始まり厳しい状態が続いていたことが語られています。
岩野 コアスタッフが抜けてしまったがゆえに、核となるプログラム部分がブラックボックスのようなものになってしまい、それを手探り状態で更新していたんです。それをなんとか打破しようと考え、運営1年後のタイミングでいまの運営会社に移管をしました。そのタイミングでプログラムを1から作り直そうという話もあったんですが、通常の運営をしながら並行して新規でプログラムを作るのは思った以上の難易度で、想定していた作りにはなりませんでした。結果、運営のしやすさはさほど変わらない状態で、新しい仕組みを取り入れることも難しくなっていました。そのような大きな壁にぶつかったことが、ひとつの要因です。
1人抜けたらブラックボックスって、ナーシャ・ジベリかよ!ソースコードの管理してないのかよ!ってツッコミはさておき、他の要因としてシリーズ最新作の「乖離性ミリオンアーサー」が好調に推移していて、「拡散性」から「乖離性」へのシフトが進んでいることも背景にある模様。 インタビューでは他にもいろいろ過去の反省が赤裸々に語られていて、ちょっと引くレベルの内容となっています…。。。(ファミ通)