ゲーム業界に衝撃が走った日経新聞の例の記事。最初は『コナミ、ほころび始めた「上月王国」』というタイトルだったのですが、その後、『コナミ、脱・家庭用ゲームへの急旋回』と記事のタイトルが変更されました。コナミに対する批判的な印象がぐっと薄くなっています。しかし、再度タイトルが変更され現在は『コナミ、カリスマ経営のほころび』とやや元に戻す形に。 見出し写真には当初、会長であり創業者でもある上月氏の顔写真が使われていましたが、これも写真が差し替えられています。これだけ情報が広まった後にタイトルを変更すると、逆効果なんじゃないかという気がしますが…。 一方で、ネット上で話題の諸問題に切り込んでいくことでおなじみの投資家やまもといちろう氏が自身のTwitterで『あの記事を書いてくれと頼んだのは私です』と告白。 いや、どの記事がとは言っていませんが。事前にぐねぐねとしたやりとりがあった模様で、わりと対決する姿勢を見せています。『こちらにまだ持ち弾残してる』とも。
それはともかく、名作タイトルたちがこのような形で失われてしまうのは残念でなりません。コナミの経営方針は経営者が決めることで外部がどうこう言うことではないと思いますが、他社に譲渡するなり、ライセンスするなり、タイトル自体は存続させて欲しいものです。
某社から呼出を食らいあの記事の黒幕はお前だろうという連絡をいただきましたがはいあの記事を書いてくれと頼んだのは私ですし取材にも協力しましたし二度と御社の仕事はしないつもりですので連絡をいただいても伺いませんし訴訟があっても事実しか欠かせていませんし公益性もあるので受けて立ちます。
— やまもといちろう (@kirik) 2015, 8月 3
かの会社さん、一転してまたお詫びしてきた… 担当者さんレベルでの誠実さと、会社単位としての組織の傲慢さって、コントラストが凄いんだけど、折れてきた理由は間違いなくこちらにまだ持ち弾残してるから。何事も、準備は重要。
— やまもといちろう (@kirik) 2015, 8月 4