◆めっつぉ:スクエニ&ガジェットニュース

スマホゲーの安藤武博氏がスクエニを退社。「スマホゲームの本当のファンはどのくらいいるんでしょうね?」

拡散性ミリオンアーサーのサムネイル画像
拡散性ミリオンアーサーなどを手がけたことで知られるスマホゲーの安藤武博氏がスクエニを退社したことが明らかになりました。国内ゲームメディアのインタビューで語ったもので、独立して新会社を立ち上げるそうです。iPhoneが発売されて間もない2008年にゲームをリリースし、スマホゲーの先駆者でもある同氏ですが、現在の市場に対する見方は厳しめ。

たしかに市場全体で売上規模は拡大しましたが、じゃあファンが作品を愛する気持ちってどこにあるの……ということです。そういう意味では、スマホゲームが文化としてエンターテインメントとして根付いているとはまだ言い難い。「やったー儲かったー」と浮ついていると、あっという間に飽きられてしまいます。

スクエニの柱となっているパッケージゲームが現在まで続けてこられているのは、ファンの皆様からの愛情以外の何物でもないです。それに支えられているからこそ、今日(こんにち)があるのです。一方で、我々が手掛けている2年~3年ほどのタイトルには、好きになってもらう活動が全然足りていないと思っています。

ソーシャルゲームでそこまで愛情を注がれている作品は艦これぐらいかもしれないですね。FFやドラクエをはじめとしたスクエニのパッケージゲームのようになるにはまだ時間がかかりそうです。はたして20年後にリメイクが世界中で歓喜の渦になるような作品がスマホゲーに出てくるかどうか。(スクウェア・エニックス)

モバイルバージョンを終了