会社との確執が伝えられているコナミの小島秀夫監督ですが、米誌ニューヨーカーが10月9日に送別会があったと報じています。送別会に参加した匿名の情報提供者によると、会は100人規模で、社長とCEOは参加しなかったとのこと。同氏とコナミとの契約は12月で切れ、その後はスタジオと契約したりできるようになるそうです。本件に関してコナミや小島氏からの正式な発表はありません。
同氏をめぐっては日経新聞が今年8月に小島監督が幽閉されていると報じるなど、会社側との対立がたびたび噂になってきました。80億円ともされるメタルギアVの開発費など品質の高いハイエンドタイトルにこだわり抜く同氏の姿勢と、ソーシャルゲームなど高い利益率の事業にシフトしたい会社の間には大きな溝があったものとみられます。
なお、コナミの最新の業績ですが、今年4月から6月の決算では売上高512億2百万円(前年同期比105.3%)、営業利益64億84百万円(前年同期比186.7%)と好調なものとなっています。
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