サガシリーズの生みの親であるスクエニの河津氏へのインタビュー記事をご紹介。フリーシナリオを採用したロマサガ1のゲームデザインの意図を次のように語っています。
行き詰まったり,面白くないと感じる人がいるのは覚悟の上です。このシステムは,自由にあちこち歩きまわるという遊びを前提に作っているので,それが楽しくなければ,合うゲームを遊んでもらったほうがいいだろう,といった割り切りはしていました。
DQやFFはもちろん素晴らしいタイトルですが,それに飽きたらない人もいて,そんな人に対して「こういうのはどうでしょうか?」と送り出したかったのがロマサガ1です。
FFやドラクエのような大衆向けのゲームは万人が面白いと思う最小公倍数をとるので、どうしても鋭く尖ったゲームデザインは難しくなるわけですが、サガは「万人を納得させるものは作れないのだから,切り捨てるものは切り捨てる。」と割り切ってニッチを目指すスタイル。ビジネスリスクが高くなるので会社的にはやりたくない道ですが、それを貫き通し、さらに大成功しているサガは凄いと感じます。インタビューはさらにロマサガ2の七英雄がなぜ7人なのかや、スマホ版移植の開発秘話、Vita向けの新作「SaGa SCARLET GRACE」についても!(4Gamer)