映画『キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV』は驚異の長編フルCG映像をわずか1年という短期間で作り上げていて、そのために世界49社が関わる分業体制が敷かれています。そのうちの1社であるインドの「RIVA Animation & VFX」社に取材した記事がCG業界誌の「CG WORLD」に掲載されましたのでご紹介します!記事にはプロジェクトの実行体制や、開発環境の整備、スクエニ側との役割分担などが詳細に語られています。例えば環境一つとっても次のような感じ。
レンダリングならびにコンポジットの作業負荷はすさまじいものだったそうで、本プロジェクトを完遂させるべく巨大なレンダーファームに加えて、膨大なデータを東京とムンバイ間で高速にシェアするための専用回線を新設したそうだ。
いかにCG制作が大変かがこうしたインフラ面からも垣間見えますね。もちろん技術的にポイントとなった部分にも誌面が割かれていて、興味深いものとなっています!(CG WORLD)
「辺境の戦いで王の剣のメンバーのひとり、リベルト・オスティウム(CV:かぬか光明)は左脚を負傷してしまいます。その後、彼は大半のシーンで松葉杖を突いているのですが、松葉杖は『肩』『持ち手』『地面』という3つの要素それぞれと干渉するわけですが、ピッタリと合わさっていては不自然に見えてしまいます。しかも松葉杖に体重をかけているように見せなければならないので、その制御は非常に複雑になりました」。
KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(吹替版)
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