九州大学で開催された「CEDEC+KYUSHU 2016」での田畑ディレクター講演レポートです。「GTA ドラクエ Destiny から教わったこと」として、大作タイトルから学ぶ「ゲーム内容以外のこと」を紹介し、FF15にどう反映してきたのかが語られました。一作で6000万本売れてしまったGTA5からは幅広い人々に支持されるにはどうしたらいたのかを、ドラクエ9からは顧客との接点を広げるにはどうしたらいいのかを、Destinyからは発売前の爆売れムードをどう作るかを学んだそうです。また、これからゲーム業界を目指す人に向けて、プランナー職に必要なもの、求めるものを語りました。
最後の事例は、同世代と比べて自分の年収が低い場合、転職活動をするべきか、給料が高い社内の人にアドバイスをもらうべきか。答えは後者。田畑氏が伝えたいのは、給料を上げることの大切さではなくて、問題を解決するために、誰かに頼ることの大切さ。ゲーム開発において、問題は最速で解決することが重要。プランナーには問題解決能力が求められる。
田畑さんの語る仕事論はいつも面白いですね。社会人として大変参考になります。(ファミ通)