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日記:ドラクエ11をクリアしたー!!

ドラクエ11

PS4を海外引っ越し荷物にいれちゃうから急がないと!と午前3時までドラクエ11をプレイしてクリアしましたよ!! しかし!! 引っ越しの航空荷物にPS4はNGだそうで、手荷物での運搬となりました。。。こんな急がなくてよかったんじゃん……。

ドラクエ11の内容のほうは、大満足。プレイ時間約50時間。濃密なストーリー、巧みな演出、世界が広がっていく感覚、堀井節のテキスト。モンスターの強さ、武器と防具の強さ・値段、レベリングやダンジョンの広さやマップの分岐の在り方、宝箱の配置にいたるまで、すべてが「気持ちよい」感覚。隅々にまで考え抜かれたゲームデザイナー職人の世界を堪能しました。 プロシージャルなゲーム開発とはまた違った「人の目」が完璧に行き届いた作品をギリギリ保てる規模なのかもしれません。唯一の不満点は、狭い場所でのカメラワークくらい。民家のタンスや壺をあさる勇者稼業で気になりました。

プレイして気に入ったのは、フィールド画面。PS4ならではの緻密なグラフィックで鳥山ワールドが描かれていて、草モフモフの草原に遠くの方でスライムたちがポヨンポヨンと跳ねている光景に「ドラクエの世界」に入り込んでしまった感覚でした。モンスターの動きがいちいち可愛い。

特に素晴らしかったのはストーリーと演出。脚本はすごくあっさりしていて、重厚な描写も迫真のセリフが出てくるわけでもないのですが、「自己犠牲」「生き別れ」「親子の愛」などの普遍的なテーマのシチュエーションをこれでもかとぶつけてきて、プレイヤーの想像力を掻き立てることで涙を誘います。最近はリアルティ溢れるゲームが増えて、プレイヤーが想像することなく直接的に感動を誘う作品が多くなる中で、ドラクエ11は最新の技術を使いながらも芯の部分ではゲームであること、即ち「記号」であることを保ち、プレイヤーに想像させることでより大きな感動を巻き起こすスタイルを貫いていました。PS4版はFFも負けそうなくらいの迫力のカットシーンが大量に使われているのですが、FFはカットシーンでリアルな人間を描こうとしているのに対し、本作ではカットシーンでのキャラクターはあくまで「記号」で、リアルな人間はプレイヤーの脳内に想像力で生まれる違いがあるように感じました。キャラクターボイスは無しで大正解。

クリア後の要素はまだあまりプレイしておらず、さわりだけちょっとやってみたくらいですが、ちょっとこれ反則なんじゃないの!?って感じです。ネタバレになるので詳しく書きませんけども。

ということで、オープンワールドではないJ-RPGの頂点を堪能しました!!この時代に生きているのであれば、プレイしないのはもったいないです。

スクウェア・エニックス (2017-07-29)
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