大ヒットしているスマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』を手掛けているディライトワークスに、FFシリーズ歴代作品のアートディレクターとして知られ、2016年にスクエニを退社した直良有祐さんが加わることになりました。直良さんが自身の故郷で社長を務める「IZM designworks 株式会社」に対して、ディライトワークスが100%出資してグループ会社にする形。
実は、ディライトワークスの庄司顕仁社長と、執行役員の塩川洋介氏は両名ともスクエニ出身。そんな3人の対談記事がファミ通Web版に独占掲載されていますのでご紹介します。
参考:ニュースリリース
庄司 直良さんは、僕が会社を立ち上げた後もずっと応援してくれていましたし、「いつか、何かいっしょにお仕事をしたい」と、つねづね考えていました。その折に独立というお話をうかがって、それならばと、当時チームが抱えていた課題解決などについてご相談しました。
直良 僕は独立してから、実家のある出雲で暮らすことにしました。会社を立ち上げた後は、僕も世間に値踏みされようと思い、依頼のあった仕事はひと通り受けていたんですね。その中で庄司さんと再会したときに「うちのスタッフを見てくれませんか?」と頼まれまして。
庄司 直良さんにアドバイザーになっていただき、約1年間、デザインチームへの助言や指導をお願いしました。
とのことで、今回の会社設立より前から関りがあったそうです。
直良さんはFF15の当初の発売日であった2016年9月末にスクエニを退社して地元に戻ってからは、
親しくなった地元の映画館の支配人さんに、「映画館が10周年だから記念のロゴを描いてほしい」とお願いされたり、地元の高校に美術コースができたので、講演させてもらったりしました。
と地元でも様々なつながりが生まれて活動の幅が広がっているそうですが、今後もディライトワークスの仕事に限らず、競合にならなければ他社の仕事もしていくことを了承してもらっているとのことです。出雲での「弟子」も募集中という!
今回ディライトワークスで"Art Works"並びに"Graphic Works"を設立しクリエイティブオフィサーの任に就きました。イラスト/デザインを中心とした活動をしてましたが、新たなステップとしてコンテンツ制作に乗り出すためパートナー企業を探し今回の運びとなりました(続く)https://t.co/dUjemSHwJK
— 直良有祐 naora yusuke (@NaoraYusuke) 2018年2月1日
もちろんこれまでのIZM Desighnworksでの活動は変わらず継続し
また出雲でスタッフを募集します。イラストやデザインなど、二足の草鞋をはくことになりますが、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。https://t.co/EsaxYpZCx5— 直良有祐 naora yusuke (@NaoraYusuke) 2018年2月1日
昨年10月に発表された新規プロジェクトのメンバー募集イラスト(下図)は直良さんと塩川さんが考案されたものだそうです。
直良さんが「想像の余地があるように、この絵はわざと“隙”をいっぱい作っています。」とおっしゃるように、いろいろとイマジネーションが湧く一枚となっていますね。
新作も楽しみですが、今後も幅広い活躍に期待しましょう!