カメラ市場においてキヤノンとニコンの牙城を切り崩しているソニーから、またもや挑戦的なスーパースペックのモデルが発表されました! 報道カメラマン向けのα9(50万円)、プロ向けの高画素機α7RIII(37万円)に続いて、今回出たのがベーシックモデルの「α7III」。しかし上位の2機種を超えるような機能も一部有しており、本当に「ベーシック」なのか疑問が残る全力投球です。下剋上…。
スポーツの報道カメラマンが使う「α9」の超高速オートフォーカス機能をそのまま持ってきて像面位相差693点、コントラスト425点。画像センサーは新開発の裏面照射型2400万画素(フルサイズ)。ISOは常用ISO100〜51200、拡張50〜204800。5軸手振れ補正、デュアルSDスロット、ジョイスティック、最高10コマ/秒の高速連射、無音で撮影できるサイレントシャッター、全画素読み出しの4K動画撮影(S-Log3対応)、バッテリーは大容量の「NP-FZ100」で710枚撮影。
恐ろしいスペックの「スタンダード」モデルとなっています。これでスタンダード!? 価格は実売予想23万円。 型落ちのα7RIIより少し安いくらいですが、高画素狙いで止め絵中心の方はあるは7RIIで、画素数よりも動きモノをハズさず撮りたい方はこちら選ぶという選択ができるようになりました。 25万円でレンズキット「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」付属モデルが発売されますが、個人的には多少無理してでも「FE 24-105mm F4 G OSS」をオススメします。好評すぎて品薄のレンズですが。 あ、タムロンが開発中の28-75mm F/2.8 Di III RXDも気になります。夏のボーナスあたりには環境が整っていそうですね。
今年はニコンとキヤノンからもフルサイズのミラーレス一眼が発売されるといううわさもあり、いよいよカメラは「一眼レフ」から「ミラーレス」へと時代が移り変わっていきそうです。ソニーのα7シリーズはその先駆けとなったシリーズですが、市場を引っ張っていく勢いを感じます。10年以上αシリーズを使っている身としては嬉しい限りです。これからも頑張ってほしいところ!