海外メディアがソニーの次世代ゲーム機プレイステーションについての噂を報じています。それによると、PS4から引き続きAMD社のCPU+GPUを採用しており、CPUは8コアの「Zen」で、GPUは「Navi」になるとのこと。 メモリはGDDR6ではないかとのこと。一般的に、ゲーム機は6年のサイクルで新機種が登場してきました。PS4が発売されたのが2013年ですから、PS5は来年あたりに出てくるのが典型的なスケジュールです。
PS1:1994年12月発売
PS2:2000年03月発売
PS3:2006年11月発売
PS4:2013年11月発売
PS5:???
さて、この「Zen」と「Navi」というキーワードからスペックや発売記事をある程度予測することができます。
AMDのCPU「Zen」はPC市場では「Ryzen」としてリリースされ、低消費電力で高性能であることが評価され、インテル「Core」の牙城を切り崩す成功をおさめています。今年のCES 2018でのAMDのセッションをレポートしているanandtech.comの記事によると、ZENは2020年に向けて7nmプロセスの製品を開発中であるとのこと。現行の14nm、次世代の12nm、その次の7nmのどのプロセスがPS5向けになるのかは当然ながら言及されていません。
GPUの「Navi」については詳細は不明ですが、GDC 2016で発表されており、現行の第5世代GCNアーキテクチャ「Vega」よりも新しく、今年リリースするとされています。
前述のCESでの発表によると、Naviの製造プロセスは7nmになる見込み。とすると、CPU側も同じ7nmのZEN2になるのかもしれませんね。
とすると、ファウンダリが7nmプロセスで作れるのか気になってくるところですが、PC WatchによるとTSMCは7nmは30の顧客が契約済みで、そのひとつはiPhone 9向けになる確率が高いとのこと。とすると、今年の秋には7nmプロセスチップの搭載製品が発売しているわけで、2019年末の発売には十分に間に合いそうです。
参考:AMD reveals Navi GPU architecture
参考:AMD Tech Day at CES: 2018 Roadmap Revealed, with Ryzen APUs, Zen+ on 12nm, Vega on 7nm