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スクエニ松田社長インタビュー「これから、現在開発中のタイトルなど国内外で続々と情報が出てきます」

スクエニ松田社長

スクエニHDの松田社長へのインタビュー記事をご紹介。2017年を振り返って、ゼルダ、ペルソナ5、ニーアと日本のタイトルのヒットが続いた年でその中でスクエニとしても好調だったと評価しています。 その上で、過去タイトルをダウンロード販売で安く売る手法が利益に直結して効果的だと語っておられます。

2017年末のクリスマス商戦では、2016年10月にPS4版をリリースした『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』(2015年)、『ジャストコーズ3』(2015年)といった過去作品を、デジタル販売で猛プッシュしたんですよ。その結果、ものすごく売り上げが伸びました。これらのタイトルは既に開発費の償却が済んでいる作品で、売れたらそれがほぼそのまま利益となるわけです。このインパクトは非常に大きいと思っています。

また、自身が考えるゲームビジネスの勘所についても語られていて、とても興味深いです。

ゲーム関連のビジネスはおしなべてそうですが、先に決めきって事を進めると、大体うまくいかないんですよ。だから、うまくいかなかったときに、どれだけクイックに変更できるか、という柔軟な態勢が一番大事。自分を信じてやり抜くことも大事ですが、最初から決めつけて、それにこだわるとダメですね。(中略)だから、弊社では開発チームを分けて、各チームが動きやすくしています。個々の組織がそれぞれの周囲をキョロキョロ見渡している状態にあるのがいいと思います。ただ、クリエーティブな部分で集中することが得意な人もいますし、全員キョロキョロする必要はありません。両方の要素がチームの中にないとダメでしょうね。

結果として、今のスクエニはゲームのプラットフォームもジャンルも、非常に広い領域をカバーする全方位戦略になっていて、まったく隙が無いように見えます。それは、全員がキョロキョロとアンテナを張り巡らせているからなんでしょうね。

さて、気になる2018年のゲームタイトルについでですが、「これから、現在開発中のタイトルなど国内外で続々と情報が出てきます」との表現にとどまっています。E3を前にして何か具体的な話が出てくるわけもないですかね。E3に期待しましょう!今年は勝手にKH3の年だと思っております。

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