スクエニでFF14の立て直しを行った吉田プロデューサーと、バンダイナムコで鉄拳シリーズを手掛ける原田プロデューサーの対談記事が面白すぎたのでご紹介します!
吉田Pのゲーム遍歴が語られているんですが、それがどんでもない!
僕はシューティングゲームから入って,その後に格ゲーとMMORPGを並行してプレイしてたんです。「エリア88」まではガチでしたし,「アフターバーナーII」はゲーメストのスコアランクに応募して全国2位になったこともあります。ベーマガでやってた「F-ZERO」のタイムアタックもワールドレコードで2位まで取りました。
あと格ゲーで言えば,昔AOUショー(現・JAEPO)に「ストリートファイターEX」が出展されたとき,出張にかこつけてプレイしに行って,ザンギエフを使って57連勝したってエピソードも……。その後,近くにいたスタッフの方に,「開発チームが戦いたいって言ってるのですが,お願いできますか?」って言われて,嬉しくて「もちろんです!」って。真剣にやって開発者の方3人を完膚なきまでに……そしたらリリース版でザンギエフがめちゃくちゃ弱くなってた(笑)。
(中略)
原田氏:
完全にやっちゃった系ですね。AOUショーとかで目を付けられたら下方修正されますから。やべえって思ったら,わざと負けとかないと。格闘ゲーマーのセオリーです。
もちろん、FF14開発における苦労も多々語られています。
当時の社長(和田洋一氏)に,「本当に全社で取り組まないと覆せない問題だ」と直談判に行って……だけど,そのときは「人を充てれば何とかなる」って言われてしまった。
原田氏:
上層部は,まだ状況を理解していなかった。吉田氏:
難しい判断だと思うのですが,僕は「問題はゲームが壊れていること。そして,それを指摘できる人がいないのに,人を充てても意味がない。」と思ったのです。どうしてそれがわからないんだろう,と。
とても生々しいです…。
吉田氏:
旧FFXIVを僕が担当することになった直後,海外メディアツアーを実施したのですが,そこで「失敗を立て直したいので協力をお願いします」と話すと,向こうのメディアは皆一様にびっくりした顔をしていました。僕ら日本人が思う以上に,スクウェア・エニックスは高飛車で秘密主義だと海外では思われていたんです。彼らの驚きは,そんなスクウェア・エニックスが失敗を認めたということにあったようです。
対談は3次会まで及んだそうで、4ページにもわたっていますが面白くてすごい勢いで読んでしまうと思います。昔のMMORPGのネタまできっちりスクリーンショットを用意してくれているあたりは、さすが4Gamerといったかんじ。ストリートファイター談義で盛り上がったり、ウルティマオンラインで盛り上がったりと本当に濃い。ぜひ元記事をご覧ください。