宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、探査機「はやぶさ2」のイオンエンジンの連続運転を正常に完了したと発表しました。いよいよ着陸の準備に入り、今月末か7月初旬にかけて小惑星「りゅうぐう」に着陸することになります。
はやぶさ2は2014年12月3日に打ち上げられた日本の探査機で、小惑星「りゅうぐう」に着陸し、1年半ほど滞在して岩石などの資料を採集。その後、2019年に再び飛び立ち、地球に帰還するのがミッション。地球への到着は2020年末の予定。そこからするとまだ「往路」を完走したにすぎず、今後も様々な挑戦が待ち構えています。
本日(6月3日)も、「はやぶさ2」の運用を行いました。写真は緑の木々の向こう側に見える臼田64mのアンテナです。本日の「はやぶさ2」運用中に撮影しました。「はやぶさ2」は順調にリュウグウへと接近しています。 pic.twitter.com/sfQtIXKSHb
— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) 2018年6月3日
【駅伝換算】
箱根関所南の信号をギュッと右に曲がって、時速約1,400kmで往路のゴールテープを切りました。往路完走です!
打ち上げからの のべ運転時間は1万8千時間でした。
鼻息程度の推力で600kgの探査機を動かし続けました。
「ゆっくりでも、止まらなければ、けっこう進む」
(IES兄) pic.twitter.com/atcMJB70fO— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) 2018年6月4日
We are excited to announce we have finished our forward cruise (towards asteroid Ryugu) ion engine operation! https://t.co/79tRgllqcA pic.twitter.com/luDrRaM1xk
— HAYABUSA2@JAXA (@haya2e_jaxa) 2018年6月4日