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スクエニに移籍した「テイルズ」馬場Pインタビュー「海外AAAを真似るのではなくMade in Japanにこだわる」

バンナムで「テイルズ」シリーズを手掛けていた馬場氏がスクエニに移籍し、「スタジオイストリア」を設立したニュースは昨年お伝えしましたが、「PlayStation LineUp Tour」で新作のイメージ映像が公開されました。これについて、電撃オンラインにインタビューが掲載されています。

今回の動画は、まだタイトルも決まっていない開発の初期段階のもので、ここまで早い段階で開発中の作品を公開するのは異例ですが、これはソニー側から誘いがあったそうです。ゲームのリリース時期は今の段階では言えるものではないようです。

コンセプトについては、ペルソナ5やニーアの海外市場での成功を受けて、日本ならではの作風をこれまでどおりに貫き、それを海外市場でも売っていくと語っています。

我々の場合は“Made in Japan”にこだわりたいと思っています。海外にもいいゲームがたくさんあり、AAAタイトルで売れているタイトルはすごく売れています。でも、それをマネしたところで二番煎じ、三番煎じで「これってあれだよね?」となるだけですよね。ちゃんと自分たちは何が強みなのかを考えるべきで、自分たちの強みを最大限詰めたコンテンツ作りが、本来我々のやるべきことだと考えています。

馬場:海外市場は無視できないので、海外でもしっかり売っていかなくてはいけません。でも自分たちがやろうとしていることを捻じ曲げて「なんだか作りたいものがよくわからなくなっちゃったけど、とりあえず海外に売れるエッセンスを詰め込みました」という作品だと、お客様も楽しんで頂けないと思うんです。

 「この人たちはトレンドを取り入れた結果、こんなわけのわからないゲームになっちゃったんだな」と。とくにゲームユーザーさんは目の肥えた方が多くいらっしゃいますし、小手先でやっても仕方がないです。頭身もそうですし、表現の仕方もそうですし、さまざまありますけど、そのなかでどういう風に作っていくのか、作り手の想いと覚悟が大事なのではないかと思います。

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