スクウェアの初期メンバーの一人であるレジェンド、田中弘道氏についてのロングインタビューをご紹介します。幼稚園の頃から人生を振り返る形で進行していきます。
ウルトラマンや鉄腕アトムにハマる幼少期を過ごした後は、小学校2年から電子工作に夢中になり、秋葉原のジャンク屋に行ったりしていたそうです。それが高じて横浜国大の電気工学科に入学し、坂口博信氏と出会うことになります。
大学時代の坂口博信氏はなんとアフロヘアーであったという衝撃の事実が語られています。大学で浮いていた者同士で意気投合し、アップルIIのコンパチ基盤で「ウルティマ」や「ウィザードリィ」をプレイすることに。大学一年の春休みのバイトで、フロムエーでたまたま募集していたスクウェアの求人に坂口博信氏と応募したことから、ゲーム開発人生が始まります。
インタビューの前半はここまでで、中編はスクウェアでFF Iを出すあたりの話で、貴重な当時の写真が掲載されています!これは必見です…!
さらに、ソニーと任天堂が共同開発していたスーパーファミコン向けのCD-ROM向けに、鳥山明氏デザインのゲームを開発していたことや、ハードの開発が遅れたためにそのゲームから鳥山キャラをはずして「聖剣伝説2」として発売したこと、さらに残った鳥山明さんとの企画は後に「クロノ・トリガー」として世に出たことが明かされました!
インターフェース(UI)のことって、田中さんが、『クロノ・クロス』の公式サイトに書かれてましたよね。たとえば、格闘ゲームのブームがなぜ終焉したかという謎解きがあった。スタミナの概念で、格闘ゲームのシステムを応用して、逆に敵が割り込む形になった。レベルスターで、大勢いるプレイヤーキャラクターを同時に成長させたり、エレメントは、トラップの概念があったり、フィールドにエレメントの要素があったりで、シンプルなのに、すごく面白かった。個人的には、『聖剣3』のマナの休日とか、昼と夜の概念を獣人に持ち込むところが、わくわくして、眠れなかった。ぼくはゼルダ派じゃないので。