ニーアシリーズの生みの親であるヨコオタロウ氏がニーアオートマタを開発したプラチナゲームズの田浦氏にインタビューしている記事が面白かったのでご紹介しします。今回はニーアというよりは田浦さんに迫ったもので、いつものイケメン漫才が繰り広げられつつも、田浦さんのアクションゲームに対するこだわりや開発手法に深く切り込んだ内容。
田浦氏:
今回、ひとつひとつのモーションに対して全て、カメラのパラメータの調整をしたんですよ。「ボスが腕を振り上げたときは、ちょっとカメラを引いて上に向ける」みたいな感じで組み込んでいったんです。それこそ本当に何回も何回も触りながら、少しでも「気持ち悪いな」と思う部分の数値を弄り倒して直していきましたね。
さらに田浦さんの子ども時代や青春時代にまで話はおよび、サクラ大戦に夢中になったオタクエピソードも。
田浦氏:
ただ、ずっとさくらが心の中に居ながらも、実は今に至るまで一番の嫁は『機動戦艦ナデシコ』のルリルリでして。
その後、ゲームクリエイターの世代によってディレクションのスタイルが変わってきているというヨコオタロウ氏の分析から、田浦さんの「社内政治」の手腕が明らかに。
ヨコオ氏:
たとえば、「チームにこういう人が必要だけど連れて来れない」みたいなことって、ゲーム会社ではよくあるんですね。そんなときに田浦さんは、影で暗躍して、重要な人をパッと取ってきちゃうんですよ。僕は最初にそれを見たときに、「あ、ものすごい優秀なディレクターなんだな」と思って。
この辺りのくだりは、ゲーム開発に限らずビジネスの現場で普通にあるシチュエーションですから、インタビューの読後感としてはビジネス論を読んだ感じになりました。あとオリーブオイルでぬるぬるになりました。皆様もぜひ元記事で全文読むのがよろしかろうと思います。アストラルチェイン買うか…。
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