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日記:FF7リメイクをクリアしました!!!!!最高だった

FF7リメイクをマイペースにゆっくり堪能しながらプレイしていたのですが、無事にクリアいたしました! てなわけで、感想をちょっと書いてみます。プレイする前には2つの大きな懸念を持っていたのですが、それがどう払しょくされていたのかと、個人的に気に入った点をいくつか挙げていきますね。

懸念1:ミッドガルしかなくて「水増し」してんじゃないの?

やー、やっぱり一番の懸念は、原作のミッドガル脱出まででゲームが終わってしまうことで、密度が下がって「水増し」されていないかというところ。確かにダンジョンが増えていたり、長かったりしたのですが、たくさん出てくるわけではないので、そこまでではなかったです。むしろ、街の人の会話やシナリオ部分が大幅にボリュームアップしていて、濃密なゲーム体験ができました。 ビッグス、ウェッジ、ジェシーたちの話がより深く語られているし、ミッドガルの街やスラムを歩くたびに、その情報量に圧倒されっぱなし。ミッドガルにおける人々の生活を感じられ、それによって、より「神羅」に対する感情が高まったり、悲劇が起きた際には悲壮感が増したりと、ストーリー本筋でプレイヤーの心がより激しく揺さぶられます。 「あー、あのスラムの人たちが…!!」って。ちなみに、クエストをひととおりクリアした「つもり」でクリアまでのプレイ時間は34時間でした。

懸念2:リアルになってコミカルさが失われてないの?

もうひとつの懸念は、原作FF7にあったコミカルな雰囲気がリアル路線になったことで失われていないかという点。 FFのナンバリングタイトルを順に振り返ると、FF1~FF7までは二頭身のキャラクターが演技していて、だからこそけっこうアブないシーンや下品なセリフがあったりしても、デフォルメされたキャラの効果でソフトな印象になっていたんですよね。ドット絵だからできていたというか。 FF8以降で頭身が高くなると、そうした遊びが少なくなって、セリフまわりも洗練され、より都会的で上品なテイストに変わっています。 FF7はそのちょうど境目に絶妙なバランスで存在していた作品なので、それが維持されているかめちゃくちゃ不安でした。 しかしやってみたらもう、ニヤニヤしっぱなしでした! コミカルなやりとりはリアルな頭身になっても健在で、クラウドを「厨二病」のかっこつけキャラに位置付けることで、うまーく違和感なく味付けされていました。 ドン・コルネオやミツバチの館も、絶妙!! 「これやりすぎww」と笑っちゃう演出がたくさんあって幸せでした。

「宿屋の自販機」で売ってるものって…!!

戦闘が楽しすぎる!!

あ、最初に言っておきますけど、イージーモードしかやっていないヘタレです…。世間ではイージーは簡単すぎで、スタンダードになると急に難易度が上がるって評判みたいですが、僕は体験版でスタンダードでやって全滅したので「あ、これはダメだ」と弱気になってイージーモードで一周目をやることにしました。確かにヌルいバランスで、全滅はおろかキャラが死ぬことは無かったです…。

 でもでもでも!戦闘の楽しさは十分に満喫しました! FFのバトルの楽しさって、「敵の弱点や特性にあわせてパーティ全員の状況を把握しながら、多量のアビリティや魔法をリアルタイムにパーティ全員に指示して切り抜けていく」ってところだと思うんですが、それがうまーいバランスになっていました。 近代ゲームではアクション的な戦闘が好まれるので、FFナンバリングも最近はアクションよりになっていました。しかし、それだと操作キャラは緻密に指示できる一方で仲間キャラはAI任せになってしまっていました。FF12、13、15とそんなテイストが続きました。が、今作では自キャラはアクション的に敵を殴りながらも、仲間キャラにコマンド単位で細かく指示を出していけるものになっているんです。それも「仕様上できる」だけでなく、「実際にかなり使う」ものです。 今作ではキャラクター全員にマテリアを設定して誰がどの魔法を使えるかをカスタマイズしていきますが、それは原作と同じ。「ヘイスト」や「バイオ」「デスペル」などの「たまに使う」くらいの魔法はパーティの誰かが装備しているので、必ずしも操作キャラじゃなく、ほかの仲間キャラに打ってもらったりって使い方をよくしていました。

 そんなことができるのもアクションが難しくないからですね!アクションでボタン連打してバシュバシュと敵を斬りながら、目はATBバーがたまるのを待っていて、たまった瞬間にコマンド入力するってかんじ。「次ATBバーたまったら何しようかなー」って常に考えながら戦闘をしていく感覚は、オリジナルのFF7にかなり近いものになっています。

音楽がすごい

これはもう最近の流行というか、最先端で、インタラクティブミュージックになっています!ボス戦でとどめをさした瞬間にババーン!と音楽もちょうど終わるように合わせてくる、アレです。もちろん、シナリオの大事なシーンでは原作の音楽をうまーくアレンジした旋律が流れてきて、感動を助長したり。「ここでエアリスのテーマきちゃうのかー!!!」と。

神羅社員の日常感がすごい

見てくださいよ、この普通の会社っぽいかんじ。神羅社員だってホワイトボードを前にミーティングしてるわけですよ。休憩スペースでは疲れてる社員けっこういるし。やっぱブラックなんかな…。

そんな細かい描写をみていると、「神羅の社員は普通の人」っていうところが、よく理解できますね。善良な普通の社員たちは、それが星の命を縮めている活動に加担しているなんて思わずに、日々の業務に励んでいます。翻って、現実世界の私たちはどうか? 悪意なしに仕事や生活しているだけで、環境を破壊していることはないか? そう思わずにはいられません。

 これはほんの一例で、今作では「ミッドガルの生活」をリアルに描くことで、現実世界の私たちの豊かな生活への示唆をする構造になっているのだと感じました。よく、グラフィックスの綺麗さとゲームの面白さは別物だという人がいますが、リアリティがストーリーの説得力を増強しています。

ゴミがすごい

ゴミってあの、ゴミです、粗大ごみとかのゴミ。今回は舞台の半分以上がスラム街なので、そこかしこにゴミがあるんですよ。ゴミの量がハンパない!!もう、PS4の力をフルに活用して、美しくゴミを描き切っています。いったいどんだけの開発者が毎日ゴミのCGモデルを作り続けたのか…。1年間ゴミだけ作ってた人とかいるんじゃないの…。もうその人に感謝しかないです。ゴミのおかげで世界への没入感が飛躍的に高まっています!!!

ネコがすごい

野良猫がかわいい。猫ゲーです。かなりこだわりを持って作られている!!野村さん猫好きだからかな…。

以下、ネタバレ

特異点/フィーラーについて

いや、もう特異点という言葉が出てきて、FGOとかまどマギとかシュタゲとか、そっちの影響受けまくってるんか!?世界線がいっぱいあるんか!?エアリスはほむほむみたいに何週目とかか…!?なんて思ってしまって、みなさんの中でも賛否両論あるのではないかと思いますが、個人的にはこれは「これから原作とストーリー変えてくで!!」という開発者の宣言だと受け取りました。FF7オリジナルのストーリーから離れた展開になった瞬間に謎の力で展開を変えてしまう存在だったフィーラー。それを今回倒してしまったわけですから、これ以降はFF7原作に縛られない展開になってもいいことになります。

 わざわざそんな力を持つフィーラーという存在をリメイクで追加して、わざわざそれをプレイヤーに倒させたのはなぜか? そりゃ、次作以降で原作にとらわれないストーリーにすることを正当化するためですよね。すでに本作の中で原作と生死が変わってしまったキャラクターが出てきているので、エアリスがどうなるのかは、まったくわからなくなりました。

まとめ:次作はよ!!!

Can’t wait!!!!!!!!!早く続きやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたいやりたい!!!!
ユフィのシュシュシュみたい!!!!プリシラに人工呼吸したい!!!!日光浴する宝条博士みたい!!!!インとヤンとキモさに期待!!!!

というわけで、もはやレビューですらなく感情を吐露しただけの怪文になってしまいましたが、個人ブログなので気にせず投下です。いやあ、FF7リメイクは全何部作になるんでしょうね!?フィールドはどう表現するんでしょうね!?飛空艇は!?PS5でも出るんか!?などなど、楽しみなことはまだまだたくさんあります。しかし今回の出来で安心して待つことができますね!!! 待つのは慣れてますから!!!

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