「PS5+Unreal Engine 5」の技術デモは世界中に衝撃をもたらしましたが、何が凄いのかをわかりやすく解説した記事をご紹介します。そもそもゲームエンジンってなに? というところから話がはじまるので、あまり詳しくない方でもついていけるのではないかと思います。 ぜひ元記事を読んでいただくとして、ここではそれをさらにさらに要約しますと…。
今まで、ゲーム開発が大変だったのは、二度手間だったから。
ゲーム用のCGを作るには、
(1)一度映画レベルの「綺麗だけど重いCG」を作ってそれを画像にして、
(2)ゲーム用の軽いモデルを作ってその表面に、さっき作った綺麗な二次元画像をベタっと貼り付ける
という作業を行っていたのです!!
モデルを重いのと軽いの二種類作んなきゃいけなくて、作業もめんどくさいですよね!つらい。
それが、UE5とPS5だと、一発でよくなります。つまり、映画レベルの綺麗なCGがそのままゲームで使える。といってもマジで映画レベルのクソ重データをPS5が表示できるわけではないので、UE5がその場その場で軽いデータに変換してくれるんです。
今までこれができなかったのは、ハードディスクの読み込みが遅すぎたせい。それが今回PS5で超超高速の専用SSDになったことで、画面に合わせてその場でクソ重データを読み込んで軽いヤツに変換するということが可能になりました。
ということで、PS5+UE5が凄いのは単に画面が綺麗になることだけじゃなくて「ゲーム開発者が二度手間かけなくてよくなる!」というところにあるのです(もし売り込み文句が本当であれば)。その分、ゲーム本来の面白さに力を入れて開発できるわけですから、面白いゲームがどんどん登場するといいですね!
リダクションしなくていいの幸せすぎる。
キャラはたぶん、リグの関係でやらなきゃいけないけど。
キングスグレイブのニックスのモデルがあるから作り直さなくてもそのままFF15本編に組み込めるってなことですかね。(15脳)
制作側へのメリットはともかく、PS5の超速SSDがリアルタイムの画作りに物凄く影響することがよくわかりました。何年か後のゲーミングPCはこの構成が標準となるのでしょうね。これからやってくる最先端のゲーム環境を、ゲーム専用機であるPS5が一足先に届けてくれることに、ハード屋としての強い想いを感じます。
わかりやすい説明ありがたみ
この記事はUE5についての話で
自分が言いたいのはUE5デモの話だから
スレ違いで悪いけど
正直例のUE5デモは出来がいまちだったと思う。
非常にリアルなのはもちろん目を惹いたが
逆にそのリアルさによって粗が目立つ結果になった。
岩肌の質感や光の処理、物理演算などは非常に素晴らしかったが
竜巻や炎といった気体についで表現が難しいとされる
液体表現が全くダメだった。
まず水があまりにも青すぎて現実離れしていた事。
あのような場所に流れている水なのに泥で濁っておらず
透明すぎてプールか何かのようだった事。
地震の直後であり、操作キャラが水たまりに
足を踏み入れて歩いているとはいえ
水が大きなストロークで長時間ウネウネと動きすぎていて
あまりにも不自然だった事。
主人公がどんなに足を踏み出しても
水しぶき1つ飛ばない事。
まるで水というより餅かスライムのようだった。
スタジオジブリというアニメ会社があり、
実質的な最終作となった『思い出のマーニー』という作品がある。
この作品は絵が低クオリティで作中の至るところに粗が目立つが
その中の1つに、入江を渡ってきた濡れた足で
湿っ地屋敷の入口の石の床の上を歩いても
まったく足跡がつかない というのがある。
UE5デモにしても同様の不自然さがあり
水たまりの中を歩いてきて足がビショ濡れのはずの操作キャラが
その直後に乾いた岩壁を登っても、まったく濡れた足跡がつかない。
そもそも足が濡れた痕跡すらない。
水たまりに足を踏み入れたらX秒で自然に乾くとか
足の動きに従って徐々に濡れのレベルが減少していって
それに従って足跡も乾いていくとかのシステムを作って
もう少し作りこんでほしいところだった。
その他現実世界に照らしてみると不自然な点がいくつかあった。
「完璧な陰影をつけた1セント硬貨」のデモではないので